科目名 日本文化基礎演習IB・IIIB 
副題 絵画史研究の基礎 
担当者 今橋 理子 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1
2 
コース・ナンバー ART-102-JX
ART-234-JX 

授業の到達目標
本演習では,<絵画史>研究を専門に行うための基礎知識の吸収を目指し,とくに絵画史研究上必要とされる,古美術の鑑賞方法や用語知識,また文献探索について講義するほか,美術館の利用法,展覧会での情報収集を実践する。  

授業の内容
授業では江戸および明治時代の絵画を例として取り扱うが,最終的には受講者各自の興味ある時代の絵画研究に対応できるように指導する。また,美術研究上ではフィールド・ワークと呼ばれる「作品調査」が不可欠である。この作業では,直に作品に触れることになるが,その際には伝統的に守られるべきマナーがあり,調査の上ではその手順が重要な意味をもつ。
さらに本演習では,絵画芸術に描かれた内容をできるだけ正確に「読み解き」,さらにそれを受講者自身の「ことば」をもっていかに「記述」するかということをめざす。将来的に絵画研究で卒業論文を書く学生を想定し,絵画史研究のレポートの書き方も指導する予定である。  

教材
授業時に指示する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
テキストにはあらかじめ目を通し,疑問点を授業中に質問できるように準備しておくこと。  

成績評価の方法
1.途中一回のレポートと学期末に筆記試験を課す。
2.上記のレポートとは別に,週一回の割合で基礎研究に関する簡単なレポート提出を課す。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
日本文化学科事務室を通してアポイントを取ること。

備考
1.年に数回授業時間外に見学会を実施する。その参加度を重視する。
2.専門的に美術史に意欲のある学生の受講を望む。西洋美術に関心のある学生も歓迎する。

授業計画
第1週概論1――絵画史研究の歩み
第2週概論2――絵画史研究の現在
第3週絵画史研究の方法(1)
第4週絵画史研究の方法(2)
第5週絵画史研究の方法(3)
第6週図書館での情報収集
第7週美術館での情報収集
第8週美術館・博物館での実地研修1
第9週美術館・博物館での実地研修2
第10週「実物」を見ることの意味について――フィールド・ワークの理論
第11週<フィールド・ワーク>の現場1――調査先の選定
第12週<フィールド・ワーク>の現場2――マナーと心得
第13週<フィールド・ワーク>の現場3――調査の方法と手順
第14週調査から研究へ――資料活用と言語化
第15週絵画<記述>の方法