科目名 日本文化基礎演習IIB・IVB 
副題 絵画の「読解」と「記述」法 
担当者 今橋 理子 教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1
2 
コース・ナンバー ART-118-JX
ART-250-JX 

授業の到達目標
本演習では,<絵画史>研究を専門に行うための基礎知識の吸収を目指し,とくに絵画史研究上必要とされる,古美術の鑑賞方法や用語知識,また文献探索について講義するほか,美術館の利用法,展覧会での情報収集を実践する。  

授業の内容
授業では江戸および明治時代の絵画を例として取り扱うが,最終的には受講者各自の興味ある時代の絵画研究に対応できるように指導する。また,美術研究上ではフィールド・ワークと呼ばれる「作品調査」が不可欠である。この作業では,直に作品に触れることになるが,その際には伝統的に守られるべきマナーがあり,調査の上ではその手順が重要な意味をもつ。
さらに本演習では,絵画芸術に描かれた内容をできるだけ正確に「読み解き」,さらにそれを受講者自身の「ことば」をもっていかに「記述」するかということをめざす。将来的に絵画研究で卒業論文を書く学生を想定し,絵画史研究のレポートの書き方も指導する予定である。  

教材
授業時に指示する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
テキストにはあらかじめ目を通し,疑問点を授業中に質問できるように準備しておくこと。  

成績評価の方法
1.各自興味をもった絵画作品をテーマにして発表を求める。
2.途中一回のレポート提出と学期末に筆記試験を課す。
3.学期末に提出のレポートとは別に,数週間に一度の割合で絵画「読解」に関する簡単なレポートも課す。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
日本文化学科事務室を通してアポイントを取ること。

備考
1.年に数回,授業時間外に見学会を実施する。その参加度を重視する。
2.専門的に美術史に意欲のある学生を望む。西洋美術に関心のある学生も歓迎する。

授業計画
第1週概論1 絵画を「読む」とは何か
第2週概論2 絵画を「読解する」意味と機能
第3週序論1──西洋絵画における「イコノロジー」
第4週序論2──東洋の「花鳥画」と隠喩(1)
第5週序論3──東洋の「花鳥画」と隠喩(2)
第6週絵画「読解」の手法・浮世絵を例に
第7週見立てと古典文学
第8週俳諧と浮世絵
第9週民俗学からのアプローチ
第10週鑑賞記録の方法
第11週図書館・美術系史料館の利用と研究論文の探索と扱い方
第12週絵画を「記述」する(1)──視覚芸術の「言語」とは
第13週絵画を「記述」する(2)──記述の実践
第14週プレゼンテーションの方法
第15週美術館での見学会