科目名 日本文学史II 
副題 仮名散文の歴史 
担当者 伊藤 守幸 教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー LIT-112-JA 

授業の到達目標
平安時代初期,仮名文字の誕生とともに始動する日本文学の世界について,日記・物語・随筆・旅行記といった様々なジャンルの文章に具体的に触れることによって,知見を深めてもらう。  

授業の内容
『平安文学十五講』という教科書の中から幾つかの散文作品を取り上げて,平安時代を中心に,仮名文学の歴史的展開を跡づけてみる。その際,和文の表現の豊かな可能性に気づいてもらうために,成立事情・動機・主題の異なる文章を,対比的に読み進めることにする。  

教材
教科書:井上眞弓他編平安文学十五講翰林書房2012
参考資料等については,適宜授業で紹介する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
作品の講読の準備に,2時間程度の予習が望ましい。  

成績評価の方法
授業への取り組み方やレポートの内容を総合的に判断して評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火曜日午後1時半〜2時半。
moriyuki.ito●gakushuin.ac.jp(change ● to @)

授業計画
第1週受講者数の確認と授業計画の説明
第2週漢文の受容から仮名の発明へ
第3週『入唐求法巡礼行記』−漢字文化圏の旅
第4週『入唐求法巡礼行記』−唐帝国崩壊の予兆
第5週『うつほ物語』の異境造形
第6週『うつほ物語』の方法−予言される未来
第7週音楽を主題とする物語
第8週『竹取物語』−「かぐや姫」というプロット
第9週『竹取物語』から『源氏物語』へ
第10週『池亭記』−都市に住むということ
第11週『枕草子』と『和漢朗詠集』
第12週平安文学に描かれた都と鄙
第13週『源氏物語』と『更級日記』
第14週唐土を描く物語−『浜松中納言物語』
第15週「古典」の誕生−『六百番歌合』と『無名草子』