科目名 伝統文化論IV(書) 
副題  
担当者 齊藤 登 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー TRD-120-JA 

授業の到達目標
文字を通しての,和・漢文化・時代を理解する。  

授業の内容
文字の歴史は,大陸日本を問わず正史であることは言うまでもありません。従って本講座では,文字より見た和・漢の歴史を中心に進めていきます。また,現在使用(含む作品)しうる文字は甲骨,金文,古文,篆書,隷書,草書,行書,楷書,草仮名,平仮名,片仮名などがあり,その使用目的,時代背景,エピソードなどを混え乍ら解説していきます。  

教材
教科書:書学書道史学会「書道史年表事典」萱原書房
参考文献:全国大学書道学会「書の古典と理論」光村図書出版(株)2013
漢字,殷より近代約3500年,仮名約1200年以上の時代と共にスタイルを変え乍ら現代辿りついたかを知る上で必要。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
出来れば空いている時間に事典に目を通す程の興味がもてれば言うことなし。  

成績評価の方法
レポート又は試験,人数による。出席重視。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
TELのみ 049-252-1714

備考
試験にするか,レポートにするかは人数による。

授業計画
第1週上記各体(10体)の説明。
第2週「甲骨」殷代で使用された意義(政=祭)を考える。
第3週「金文」殷代の神器より黄金期の周代(西周)を解説。
第4週「篆書の成立」春秋・戦国時代より秦の統一までを見る。
第5週「隷書」漢帝国の文字と文化。
第6週「隷書」より「草書」への経緯を解説。
第7週草書の名品と日本へ渡来し草仮名への変革を解説。
第8週「王羲之」を中心に行書の名品解説。我国への流入を見る。
第9週「楷書」二大黄金期中,唐代の名品と北魏の雄渾な書を解説。
第10週「漢倭奴国王印」の発見,漢字流入期を考える。
第11週日本各地に残る文字の資料を解説する。
第12週聖徳太子・法華義疏よりその他の金石文を考察。
第13週奈良朝より平安初期までの書文化解説。
第14週三筆と三跡の別,唐様より和風へ。仮名美の完成。
第15週和・漢文字文化の相異点。
永い年月の為,1回の授業で2〜300年移動することもあるので出来る限り出席することを望みます。