科目名 伝統文化論VI(演劇) 
副題 『風姿花伝』を読む 
担当者 岩崎 雅彦 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 1〜  コース・ナンバー TRD-122-JA 

授業の到達目標
古典芸能に対する理解を深める。  

授業の内容
世阿弥の能楽論を読む。能は室町時代に生まれた舞台芸能であり,完成された劇形態の芸能としては日本最古のものである。能を大成したのが観阿弥とその子の世阿弥である。特に世阿弥は能の芸術性を高めた最大の功労者であった。世阿弥は能役者・能作者であると同時に理論家でもあり,多くの能楽論を書き残している。その中から代表的なものである『風姿花伝』を取り上げ,講読する。  

教材
教科書:野上豊一郎・西尾実風姿花伝』(岩波文庫岩波書店
参考文献:表章世阿弥・禅竹』(日本思想大系岩波書店
田中裕世阿弥芸術論集』(新潮日本古典集成新潮社
竹本幹夫風姿花伝・三道』(角川ソフィア文庫角川学芸出版

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
テキストにあらかじめ目を通し,正しく音読できるようにしておくこと。  

成績評価の方法
学期末にレポート提出

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業後に受け付ける。

授業計画
第1週能についての概説(能と狂言)
第2週能についての概説(能の作品)
第3週観阿弥の生涯について
第4週世阿弥の生涯について(前半生)
第5週世阿弥の生涯について(後半生)
第6週『風姿花伝』「年来稽古条々」七歳
第7週『風姿花伝』「年来稽古条々」二十四,五
第8週『風姿花伝』「年来稽古条々」四十四,五
第9週『風姿花伝』「物学条々」序
第10週『風姿花伝』「物学条々」老人
第11週『風姿花伝』「物学条々」物狂
第12週『風姿花伝』「物学条々」鬼
第13週『風姿花伝』「問答条々」誠の花,時分の花
第14週『風姿花伝』「奥義」初心を忘れず
第15週『風姿花伝』「別紙口伝」秘すれば花
希望者を対象に,能楽堂での能・狂言の鑑賞も予定している。