科目名 日本生活文化史II(衣文化) 
副題 江戸の「きもの」と衣文化 
担当者 福島 雅子 准教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 1〜  コース・ナンバー ART-126-JA 

授業の到達目標
江戸時代の「きもの」を中心とした多様な衣文化の展開について学び,現代まで引き継がれる日本の民族衣装としての「きもの」と伝統的な衣文化が持つ独自性の源について理解を深める。  

授業の内容
現在,私たちが「きもの」と呼ぶ衣服は,江戸時代以前は「小袖」と呼ばれた。小袖とは,平安時代から続く袖口の大きく開いた大袖形式の衣服に対して,袖口が小さく詰まった衣服を指している。古来,小袖は貴族階級の下着として,また庶民には動きやすい表着として着用されたが,中世から近世への移行期には小袖が身分の上下を問わず中心的衣服となり,江戸時代には小袖を中心とした衣文化が発展した。
本講義では,現代の日本社会にも引き継がれている日本の民族衣装としての「きもの」に視座を据え,その源としての江戸時代の多様な衣文化について学ぶ。  

教材
参考文献:丸山伸彦江戸のきものと衣生活小学館2007
授業時に,適宜資料を配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
毎回の授業後には,配布資料と指定した参考文献等を確認し,授業内容を十分に理解すること。  

成績評価の方法
課題と学期末試験(80%),授業への参加態度(20%)により評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
月曜4限
質問等は授業後に受け付ける。それ以外の時間は日本文化学科事務室を通じて連絡を取ること。

授業計画
第1週ガイダンス
第2週江戸のきもの ―小袖―
第3週流行の変遷(1) 辻が花
第4週流行の変遷(2) 慶長小袖
第5週流行の変遷(3) 寛文小袖
第6週流行の変遷(4) 小紋染
第7週流行の変遷(5) 友禅染
第8週流行の変遷(6) 御所解と茶屋辻
第9週流行の変遷(7) 裾模様
第10週衣服の諸相(1) 能装束の世界
第11週衣服の諸相(2) 歌舞伎の衣装
第12週生産と流通(1) 雛形本と紺屋
第13週生産と流通(2) 呉服屋と古着屋
第14週生産と流通(3) 更衣
第15週まとめ
授業計画は変更することがある。