科目名 日本生活文化史IV(食文化) 
副題 食物の起源と伝播,思想とマナー 
担当者 宇都宮 由佳 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 4 
配当年次 1〜  コース・ナンバー LIF-128-JA 

授業の到達目標
食物の起源と伝播,人々の食べ物に込めた思い,食に関するマナーやタブー(食物禁忌)を理解する.日本の伝統的な食文化について,調味料,だし,嗜好品(酒),江戸時代の食(すし,そば,てんぷら),行事食などの知識を身につける.食を通して,自らのアイデンティティを確立するとともに他の食文化に対する理解を深める.  

授業の内容
近年,諸外国の食に触れることが多くなったが,食文化の成り立ちや背景を学ぶことは,非常に大切である.私たちが普段食べている物について,その起源や発祥,伝播などを比較文化の視点をもちながら学んでいく.あわせて人々が食べ物に込めた思い,またマナーやタブー(食物禁忌)を理解し,なぜそのようなことが必要なのか考える.
日本の伝統的な食文化について,調味料の種類,だし,嗜好品,江戸時代に発展した食(蕎麦やてんぷら),行事食などについて,トピックスに分けて解説する.  

教材
毎回,教員が用意したプリント(2-3枚)で授業を進める.参考書は適宜紹介する.
学生はA4サイズのファイルブックを用意しておくこと.

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
準備学習は,授業内容にあわせて適宜指示する.A4サイズで1ページ以上の課題である.  

成績評価の方法
小レポート(20%),理解度の確認(50%),授業への取り組み(30%)で総合的に評価をする.

オフィス・アワー/教員との連絡方法
メールにて連絡をとる

備考
食文化はもちろん,その背景となる社会情勢に関心をもってほしい.

授業計画
第1週授業のすすめ方 主食とは何か?世界の主食を考える
第2週ムギの食文化―ムギの栽培と伝播,ヨーロッパとアジアのムギの食べ方
第3週コメの食文化―コメの栽培と伝播,炊飯の仕方,ウルチとモチ米の食べ方
第4週麺の食文化―麺の誕生と製法,中国・朝鮮半島・日本の麺の種類と食文化,東南アジアのコメ麺,イタリアの麺状パスタ
第5週食事作法―箸,スプーン,フォークの誕生,テーブルクロスの必要性,食事マナー
第6週食物禁忌と宗教1―ユダヤ教,キリスト教,イスラム教のタブーとその理由
第7週食物禁忌と宗教2―上座部仏教,大乗仏教のタブーとその理由
第8週タンパク質を補った大豆食品
第9週ダシの文化―かつおぶしとコンブ
第10週日本酒の歴史と文化
第11週すしの歴史と文化
第12週そば,天ぷらの歴史と文化
第13週うなぎの蒲焼の歴史と文化
第14週日本の菓子の歴史的変遷
第15週まとめ
授業は,教員が用意したプリント,パワーポイント,DVDなど活用して実施する