科目名 形象文化論III(生活芸術) 
副題 アール・ヌーヴォー、アール・デコ、ジャポニスム、欧米と日本の諸芸術 
担当者 岡部 昌幸 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 1 
配当年次 2〜  コース・ナンバー ART-203-JC 

授業の到達目標
西洋美術から日本美術,日本の伝統文化の理解を深め,アール・ヌーヴォー,アール・デコ,ジャポニスム,そのほか19世紀末から20世紀前半の欧米と日本の諸芸術について,知識を得,体験的な学びをする。  

授業の内容
西洋の近代美術史を中心とした美術に親しむことから始め,アール・ヌーヴォー,アール・デコとジャポニスム(日本美術心酔),生活美術・装飾美術における東西美術文化交渉と日本文化の果たした国際貢献を論じます。現在,国際化や企業・行政の文化的地域的貢献,さらには環境問題の必要が叫ばれています。しかし,それらのコンセプトと実現は,すでに19世紀〜20世紀前半の日本と,日本の影響を基に起きた欧米の美意識・造形の革命に見直すことができます。過去の歴史と,今なお生きる作品に,豊かな美と心,生き方を学びましょう。型どおりの通史やジャンルでなく,美術の楽しみ方を体験し,作家の内面や実作品との対話を通じて,未知の新しい価値を見出す眼を養いましょう。作品鑑定の学びも導きます。  

教材
教科書:岡部昌幸すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術(改訂版)改訂版,東京美術2011
岡部昌幸渡辺省亭−花鳥画の孤高なる輝き東京美術2017
購入は必須です。参考書は,講義中で随時,指示します。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習および復習として,学期中に美術館見学3館(都内,各4時間),教科書・参考書通読6時間を最低,必要とします。  

成績評価の方法
(1)出席の確認は毎回行いますが,意味ある出席を求め,積極的な関わりを求めます。また(2)学期中に小レポートを1,2回,そして(3)学期末に400字×7枚程度のレポートの提出,(4)指定された美術館・歴史的文化財の見学を課し,およそ(1)を30%(2)を15%(3)を40%(4)を15%の割合で総合評価を行います。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
メールで連絡

授業計画
第1週美術と人生(1)
第2週美術と人生(2)
第3週バレエ・リュスと総合芸術
第4週アール・ヌーヴォーのコレクションと美術館収集(1)
第5週アール・ヌーヴォーのコレクションと美術館収集(2)
第6週ファッションと20世紀芸術
第7週作品鑑定と美術品の流通(1)
第8週作品鑑定と美術品の流通(2)
第9週庭園の芸術
第10週アール・ヌーヴォー,アール・デコの建築
第11週竹久夢二と大正ロマン,粋の構造
第12週日本のアール・デコ
第13週北斎とジャポニスム
第14週イームズ・デザイン
第15週イサム・ノグチ,環境芸術へ
受講者もこの講義の流れに沿い,それぞれ自分自身,受講の目標の設定,学習の計画,将来の展望をもって,この講義の受講を有意義なものとする意欲と心構えを求めたいと思います。受動的ではなく自主的に関わる受講態度を求めます。