科目名 日本思想研究II(仏教) 
副題 日本的仏教の特色 
担当者 加藤 みち子 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 2〜  コース・ナンバー PHL-210-JC 

授業の到達目標
・世界宗教の一つである仏教の基本的な考え方を理解すること。
・インド,中国・東南アジアなどの仏教とは異なる「日本仏教」の特色について理解を深めること。
・現代にまで通じる仏教思想の日本文化への定着の諸相について知識を得ること。  

授業の内容
本講義では,日本思想との出会いによって変容し日本化した仏教の特色について理解することを目指します。
具体的には,中国で成立し,日本独自の展開をした,禅,浄土,密教,天台などの思想を,中国と日本を比較しながら説明していきます。また。各宗派が説法に用いた絵画資料なども手掛かりに,日本仏教独自の仏教信仰,現代にまで通じる仏教行事の意味などについても解説していきます。  

教材
教科書:加藤みち子絵から読み解く日本仏教−日本仏教概論山喜房佛書林2012
参考文献,補助的参考文献については,講義の中で随時,紹介していきます。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
教科書,配布プリントの指定個所をあらかじめ読んでから出席すること。(約30分)
授業後は,教科書・配布プリント・ノートを再読し,紹介された参考文献を読んで理解を深めること。(約90分)  

成績評価の方法
学期末試験(70%),授業内ミニレポート等(30%)の総合点で評価します。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業後に受け付けます。それ以外の時間は,学科事務室を通じて連絡を取ること。

備考
第一回授業に必ず出席してください。成績評価,授業の進め方等について重要な説明をします。

授業計画
第1週授業内容のガイダンスとイントロダクションー世界宗教としての仏教
第2週東アジア仏教の特色ー漢文経典の成立と,宗派仏教
第3週禅と禅宗ーその思想と特色
第4週「十牛図」からみる禅の思想と禅の日本化
第5週阿弥陀仏の浄土と念仏ー浄土宗とその教え
第6週「来迎図」からみる浄土思想と日本的浄土思想
第7週薬師如来と温泉信仰
第8週神仏習合とはー「女体権現」とは?
第9週閻魔王と地獄,そして法華経信仰
第10週六道輪廻と地蔵信仰
第11週施餓鬼供養と観音信仰
第12週霊山曼荼羅と修験の思想
第13週「観心十法界図」と天台の思想
第14週「曼荼羅」と密教の思想
第15週エピローグ−日本思想と「日本的」仏教の特色
授業計画は進み具合によって,若干変更することがあります。