科目名 日本文学論I(上代) 
副題 万葉集の恋1―相聞歌の世界1― 
担当者 倉住 薫 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 2〜  コース・ナンバー LIT-215-JC 

授業の到達目標
万葉歌の表現分析を通じ,相聞歌の世界を理解する。  

授業の内容
日本最古の歌集である万葉集には,さまざまな恋の歌(相聞歌)が収載されている。相手に「恋」する心は,1000年以上隔たった万葉集の時代も現代も,基本的には同じである。しかし「恋」を取り巻く状況や環境は,現代とは全く異なっている。例えば,愛の言葉を綴るメールや携帯電話も,会いたいときにすぐに会うための交通手段も存在しない。自由な恋愛は必ずしも歓迎されてはいなかった。その一方で,人妻への愛を高らかと歌う歌も,万葉集にはある。
万葉集の時代の人々は,どんな恋をし,どのように恋の心を歌ったのであろうか。
本講義では,上代文学を読むための基礎知識をふまえ,他の上代文学作品(古事記・日本書紀など)を参考にしつつ,歌が詠まれた状況や,歌の意味を理解していく。具体的な歌の分析を通して,万葉集の恋の歌を理解していきたい。   

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
・配布プリントに目を通し,対象作品の注釈書を調査する。120分  

成績評価の方法
毎回の小レポートと確認のための試験(持ち込み不可),授業への参加姿勢を総合して評価します。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業前に受け付ける。それ以外の時間は学科事務室を通じて連絡を取ること。

授業計画
第1週ガイダンス
上代文学を学ぶための基礎知識
第2週文学の発生
第3週万葉集の「こひ」 1
−大伴百代と坂上郎女−
第4週万葉集の「こひ」 2
−大伴百代と坂上郎女−
第5週万葉集の「こひ」 3
−大伴百代と坂上郎女−
第6週但馬皇女の恋 1
第7週但馬皇女の恋 2
第8週但馬皇女の恋 3
第9週をとめの伝説 1
−菟原処女−
第10週をとめの伝説 2
−菟原処女−
第11週をとめの伝説 3
−菟原処女−
第12週万葉集の七夕歌 1
第13週万葉集の七夕歌 2
第14週万葉集の七夕歌 3
第15週まとめと確認