科目名 日本文学論III(中古) 
副題 越境する物語 
担当者 伊藤 守幸 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 2〜  コース・ナンバー LIT-217-JC 

授業の到達目標
平安時代の物語が,海外に対して開かれた視座を有していることを,具体的作品に即して理解する。  

授業の内容
『竹取物語』,『うつほ物語』,『浜松中納言物語』を中心に,そこに登場する舶来の品々に着目し,王朝人の国際感覚を確認するとともに,海外を舞台として新たな物語を展開する,王朝人の想像力の在り方について考察する。  

教材
教科書:上坂信男訳注竹取物語』(講談社学術文庫講談社

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
事前の作品講読と事後の補足的調査。3時間。  

成績評価の方法
授業への参加態度(20%),レポート(80%)を概ねの目安とし,総合的に評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火曜日の午後1時半〜2時半。
moriyuki.ito●gakushuin.ac.jp(change ● to @)

授業計画
第1週受講生の確認と授業計画の説明。
第2週物語文学史概説
第3週異国を描く物語について
第4週『竹取物語』の構造
第5週求婚難題説話と舶来品(1)
第6週求婚難題説話と舶来品(2)
第7週求婚難題説話と舶来品(3)
第8週『うつほ物語』の構造
第9週『うつほ物語』の類聚趣味
第10週蔵を開く物語─『うつほ物語』とアラビアンナイト
第11週俊蔭巻の波斯国描写の特質
第12週俊蔭巻の波斯国とアジア世界
第13週瑠璃に荘厳された世界─『うつほ物語』とラピスラズリ(1)
第14週瑠璃に荘厳された世界─『うつほ物語』とラピスラズリ(2)
第15週瑠璃に荘厳された世界─『うつほ物語』とラピスラズリ(3)