科目名 日本史論I(古代) 
副題 奈良・平安時代の都と地方 
担当者 中込 律子 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 2〜  コース・ナンバー HIS-213-JB 

授業の到達目標
(1)奈良・平安時代の都(みやこ)と地方の交流を通じて,律令国家の成立と変貌を理解する。(2)古代の都市と地方の生活や環境などを理解する(3)歴史をリアルに考える力を身につけ,多角的に考えることを学ぶ。  

授業の内容
律令国家の成立により,全国を支配する仕組みが整い,都と地方の関係は大きく変化した。藤原京・平城京には人や物が集まり,高い文化が花開いた。地方には国衙・郡家も造られ,地方の情報は公文書により中央に伝達された。この仕組みは,平安時代中期には大きく変貌するが,それは律令国家によりもたらされたものが,社会にも広まっていくという側面でもある。写真・図・絵画など画像を用い,イメージ豊かに時代の変化をとらえ直す。  

教材
授業時にプリントを配布。参考書は,随時プリントで紹介する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
複数の週にわたって同じプリントを使用するので,復習あるいは予習のために配布プリントに目を通す。大学入試で日本史を選択しなかった学生は,予備的な知識として高校教科書等に目を通し,用語に慣れておく(暗記は必要ない)。以上の予習・復習各30分程度。さらに,参考文献(講義で提示)や辞書類による調査など予復習3時間  

成績評価の方法
学期末試験(論述形式)80%。授業態度(随時のリアクションペーパーや口頭の質問。リアクションペーパーは,試験ではなく,相互に質問する手段)20%

オフィス・アワー/教員との連絡方法
講義の前後の時間に質問に答える(〜15:30)。それ以外の時間は学科事務室を通じて連絡をとること。

備考
講義において随時質問用紙を配布し,学生の基礎知識や講義の理解度を確かめる。

授業計画
第1週はじめに ―奈良・平安時代のイメージ―
第2週奈良・平安時代の概観 ―その位置づけ
第3週律令国家の成立
第4週平城京1 ―都城制
第5週平城京2 ―大寺院の建立
第6週平城京3 ―和同開珎発行・市のにぎわい
第7週国府と郡家1―考古学からみた地方支配の拠点
第8週国府と郡家2―地方の役人の仕事
第9週平安遷都と平安時代前期の政治
第10週平安中期の変化1 ―「班田制の崩壊」の意味すること
第11週平安中期の変化2 ―郡家がなくなる
第12週平安中期の変化2 ―平安京の変貌,京都のにぎわい
第13週平安時代の貨幣 ―本朝十二銭から米・絹へ
第14週地方社会と文字
第15週理解度の確認
必要に応じて講義順を変更する場合がある。