科目名 国際コミュニケーション演習IIA・IVA 
副題 文化財の保護と活用 
担当者 M.ウーゴ 准教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 5 
配当年次 3
4 
コース・ナンバー MSE-325-IY
MSE-473-IY 

授業の到達目標
社会における自然遺産や文化遺産の役割を考え,調べる力,文章作成の力を磨く。  

授業の内容
「文化財」や「遺産」という用語が指す内容は常に変化している。例えば,文化財に指定される対象は,宗教建築から民家へ,単独の記念物から景観へ,高尚な芸術から民俗芸能へと広がっていった。すなわち,時代,地域,文化的背景の違いによって,文化財を取り巻く価値観も,「文化財」や「遺産」に関する国際協力のあり方も多様に存在する。本演習では,文化財に関する国内外のさまざまな事例を通じて,世界の現状を知るとともに国際協力に関する理解を深めることを目的とする。演習では次の四段階の調査が求められる。
1)日本における文化財制度調査。文化庁,地方自治体,専門的組織の役割と成果。
2)世界遺産の役割。ユネスコ,国際専門機関を対象に国際協力に関する実践の評価と分析。
3)日本国内と国際機関の比較。特に,文化遺産・自然遺産・無形遺産の区分と選択過程,推薦と保護活動,国際協力企画の具体的な事例。
4)文化の多様性と「遺産」保護政策の関連を考える。最終的には「遺産」を通じて国際社会の可能性と問題点について展望する。
各自の研究テーマについて定期的にプレゼンテーションを行う。  

教材
参考文献:三輪嘉六(編)文化財学の構想勉誠出版2003
青柳正規文化立国論:日本のソフトパワーの底力筑摩書房2015
演習中に指示する。英語文献も含む。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
毎回の授業の前と後に必ず予習と復習し(授業の内容や指定した参考文献,検索した資料),疑問点を授業中に質問できるように準備しておくこと。  

成績評価の方法
出席と授業への参加の姿勢(積極性)[10%],レポート[40%]や発表[50%]を総合的に評価。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火・お昼休み
OH以外の時間は学科事務室を通じて連絡を取ること。

備考
この授業を選択する学生は,日本語の文献はもちろんのこと,英語文献も活用すること。

授業計画
第1週ガイダンス
第2週日本の文化財制度1
第3週日本の文化財制度2
第4週日本の文化財制度3
第5週まとめ
第6週社会における文化財の役割1
第7週社会における文化財の役割2
第8週文化財と世界遺産1
第9週文化財と世界遺産2
第10週まとめ
第11週国内外の比較1
第12週国内外の比較2
第13週国内外の比較3
第14週国内外の比較4
第15週まとめ