科目名 国際関係論I(国際関係史) 
副題 国境線から読み解く国際関係史 
担当者 舘 葉月 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 2〜  コース・ナンバー INR-202-IC 

授業の到達目標
ヨーロッパを軸とした国際関係史を学びながら,どのような歴史的条件や展開を経て現在の国際社会が成立したのかを理解する。  

授業の内容
歴史のなかで国際関係上の大きな変化が生じたとき,国境線は引き直されてきた。そうした節目に着目し,近代から現代にかけての国際関係史を概観する。また,国境線は時代によってその意味を変えてきた。19世紀以降,パスポートコントロールや身元登録の厳格化によって,国境という存在が人々の生活の中に入り込んでいった。逆に,20世紀のヨーロッパ統合は域内での移動の自由化をもたらした。こうした例にみられるように,国際関係の変化が,個人や社会にどのような影響を与えてきたかについても具体的解説を行う。  

教材
参考文献:近藤和彦 編ヨーロッパ史講義山川出版社2015
南塚信吾・ 秋田 茂 ・ 高澤紀恵  編新しく学ぶ西洋の歴史:アジアから考えるミネルヴァ書房2016
授業では適宜プリントを配布する

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
関連文献の購読(授業中にも適宜関連文献を紹介する)。
時事ニュースに関心を持つようにしてほしい(授業ではヨーロッパを中心に扱うが,世界の様々な地域で起こっていることにアンテナを張ってほしい)。  

成績評価の方法
学期末試験(70%),毎回の授業後に提出するリアクション・ペーパー(30%)を総合して評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
hazukitate●hotmail.com(change ● to @)

授業計画
第1週イントロダクション
第2週近代的国際関係の始まり
第3週19世紀(1)ヨーロッパの勢力拡張と国境線
第4週19世紀(2)ヨーロッパの勢力拡張と国境線
第5週19世紀(3)国境を越える人々の移動と監視の強化
第6週20世紀前半(1)第一次世界大戦とパリ講和会議−アルザス・ロレーヌ
第7週20世紀前半(2)第一次世界大戦とパリ講和会議−中東欧再編
第8週20世紀前半(3)第一次世界大戦とパリ講和会議−委任統治領
第9週20世紀前半(4)1930年代の危機と第二次世界大戦
第10週20世紀後半(1)戦後処理と冷戦の始まり
第11週20世紀後半(2)仏独和解とヨーロッパ統合
第12週20世紀後半(3)植民地の独立とその後
第13週20世紀後半(4)冷戦とさまざまな「壁」
第14週21世紀(1)現代世界と難民問題
第15週授業内容のまとめと確認
授業の進行は前後することがある