科目名 国際機構論I 
副題 国際機構の機能とその可能性 
担当者 小中 さつき 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 3〜  コース・ナンバー INR-310-IC 

授業の到達目標
国際機構の構造や働きを通して,国際社会の仕組みや問題を理解できるようにする。また,国際紛争解決のために国際機構に何ができるのか,国際機構を通じて日本の果たすべき役割は何なのかについて,自らの頭で考える力を身につけることを目標とする。  

授業の内容
いまや,人権,平和,環境,経済,文化,どの分野においても国際機構の存在を無視することはできない。国際連合をはじめ,国際原子力機関(IAEA),国連児童基金(UNICEF),国際通貨基金(IMF),国際労働機関(ILO),世界保健機関(WHO)などの国連専門機関,EUをはじめとする地域的な国際機構のニュースを毎日のように目にする。授業では,国際法に基づき,主に国際連合の組織構造や実際の活動を分析し,なぜ国際機構が設立される必要があるのか,国際機構が国際社会で果たしている役割,また果たすべき任務を学び,考える。国際機構に関わる時事問題に関しても随時取り上げ,問題を掘り下げていく。  

教材
参考文献:横田洋三 編著新国際機構論国際書院2005
佐藤哲夫国際組織法有斐閣2005
最上敏樹国際機構論講義版,岩波書店2016
香西茂、安藤仁介 編国際機構条約・資料集第2版,東信堂2002
テキストについては初回の授業で説明する。レジュメや資料を毎回配布する予定なので,参考書を必ずしも購入する必要はないが,国際機構についてより理解を深めたい人には有用であろう。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
配布したレジュメや資料,また参考書を使って4時間ほど授業の内容をしっかり予習・復習することが重要である。また,国際情勢について新聞等で常に状況を理解しておく必要がある。  

成績評価の方法
期末試験(80%)と授業内での小テストおよびレポートや発言(20%)で評価する。
出席数や授業態度・意欲は評価を受けるための前提条件である。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
メール satsukikonaka●gmail.com(change ● to @)

備考
本講座の内容を理解するためには,国際法の基礎知識が必要となる。必要な内容についてはもちろん講義で説明するが,貪欲に新しい知識を吸収してほしい。

授業計画
第1週国際機構,国際機構法とは何か
第2週国際法の基礎
第3週国際社会の組織化(1)ーなぜ国際機構は必要なのかー国際連盟設立まで
第4週国際連盟の構造と任務
第5週国際社会の組織化(2)国際連合の設立から現在まで
第6週総論 国際機構の設立 目的 任務
第7週総論 国際機構の法主体性
第8週総論 国際機構の意思決定手続
第9週総論 国際機構の決議の法的効果
第10週総論 国際機構と国家(1)加盟
第11週総論 国際機構と国家(2)特権・免除
第12週地域的国際機構
第13週NGO(非政府間機構)
第14週国際機構で働く
第15週まとめ
授業内容については,受講者の関心のある問題を優先的に取り入れていきたい。授業初回でアンケートを取る予定なので,扱ってほしいテーマについて考えておくこと。