科目名 国際機構論II 
副題 様々な分野における国際機構の活動 
担当者 小中 さつき 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 3〜  コース・ナンバー INR-311-IC 

授業の到達目標
国際機構の構造や任務の内容を理解することにより,国際社会が抱える問題や国際社会全体の仕組みを学ぶ。またわが国が,国際機構を通じて国際社会に対してどのような貢献ができるかを考える力を身につけることを目標とする。安全保障,貿易,人権といった,個別の分野における国際機構の働きや,特定の国際機構の特徴を学び,国際機構論Iよりも,より具体的に機構について検討する。  

授業の内容
いまや,人権,平和,環境,経済,文化,どの分野においても国際機構の存在を無視することはできない。様々な国際問題に各国が個別に対応するのではなく,組織として対応することにより,国際社会は無用な争いを避け,紛争発生を予防し,問題の解決を促進することを目指す。しかしながら国際機構の一員になることにより,国家は一定の義務を引き受けることとなり,また意思決定についても一定の制約を受けることになる。それでもなお国際社会が国際機構を求める社会的必要性とは何なのか。分野ごとに抱える問題点を正確に理解し,その上でどのような国際機構が設立されているのか,その内容,有用性,限界そして可能性を様々な国際機構を取り上げながら学んでいく。  

教材
参考文献:横田洋三新国際機構論国際書院2005
佐藤哲夫国際組織法有斐閣2005
最上敏樹国際機構論講義版,岩波書店2016
香西茂、安藤仁介 編国際機構条約・資料集東信堂2002
教科書や参考書については最初の授業で説明する。基本的にはレジュメや資料を毎回配布する予定なので,参考書は必ずしも購入する必要はないが,国際機構についてより深く学びたい人には有用な文献である。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
配布したレジュメや資料,また参考書を使って4時間ほど授業の内容をしっかり予習・復習することが重要である。その他に,必ず毎日新聞に目を通し,国際関係関連の記事をしっかり読むこと。  

成績評価の方法
期末試験(80%)と授業内での小テストおよびレポート(20%)で評価する。
出席数や授業態度・意欲は評価を受けるための前提条件である。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
メール satsukikonaka●gmail.com(change ● to @)

授業計画
第1週ガイダンス(国際機構,国際機構法とは何か)
第2週安全保障と国際機構(国際連合と地域的機構)
第3週国際連合の安全保障制度(1)しくみ
第4週国際連合の安全保障制度(2)事例研究
第5週国際連合の安全保障制度(3)今後の課題
第6週貿易と国際機構
第7週人権保障と国際機構
第8週国際人道法と国際機構
第9週環境保護と国際機構
第10週教育・文化と国際機構
第11週開発援助と国際機構
第12週海上交通の安全と国際機構
第13週地域的機構(ヨーロッパ)
第14週地域的機構(アジア,アフリカ)
第15週まとめ
授業内容については,受講者の関心のある問題を優先的に取り入れていきたいと考えている。授業初回でアンケートを取る予定なので,扱ってほしいテーマについて考えておくこと。