科目名 国際政治I(歴史と現状) 
副題 国際政治の歴史と現状 
担当者 畠山 圭一 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 2〜  コース・ナンバー POL-224-IC 

授業の到達目標
20世紀の国際政治の歴史と基礎理論および今日の課題を理解する。  

授業の内容
21世紀の国際政治を展望するための前提として,20世紀が人類に残した様々な国際政治上の教訓を探るのが本講義の目的である。20世紀という時代はそれまでのあらゆる価値観が挑戦を受け,政治,経済,社会について考えうるほとんどすべての理論と制度が実験され,その可能性が極限まで試された時代だった。しかも,その影響が全世界規模であらゆる社会階層にまで波及し,世界戦争,革命,大恐慌が価値観,秩序,生活環境の激変をもたらした時代でもあった。本講義では,20世紀の世界,人類に大きな影響を与えてきた社会思想,政治思想,国際政治理論とその具体的な展開の歴史を取り上げ,20世紀の国際政治並びに20世紀という時代の特殊性について考察を行う。  

教材
教科書:ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、デイヴィド・A・ウェルチ国際紛争(原書第10版) 理論と歴史有斐閣2013
国際政治の歴史と理論に関するオーソドックスな必携テキスト。授業内でしばしば使用する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
講義1時間あたり受講生が2時間程度の予習を行っていることを前提に講義を行うので事前にテキストの該当個所を読んで授業に臨んでほしい。  

成績評価の方法
定期試験(6割)とリポート(4割)の点数を合算して評価し,6割以上を合格とする。基礎知識の習得状況をもっとも重視するが,国際政治の各事象に関する分析・解釈の深さも加味しながら評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火曜日 4限木曜日 3限
メール・アドレス keiichi.hatakeyama●gakushuin.ac.jp(change ● to @)研究室直通電話 03-3203-7436

備考
予習内容,授業内容について質問があれば授業中でも遠慮せずにしてほしい。なお3回連続欠席,計4回の欠席で受講停止とする。また受講態度の悪い場合も欠席扱いとする。授業開始後15分以降の遅刻は欠席とみなす。無断退出は認めないので,やむをえない事情で退出する際は必ず一言断るようにしてほしい。

授業計画
第1週導入・国際政治の常識(リアリズムとリベラリズム,国際政治と倫理・モラル)
第2週歴史 1.20世紀における大規模紛争の起源(国際システム,多様な紛争要因)
第3週歴史 2.勢力均衡と第1次世界大戦(勢力均衡,第1次世界大戦の起源)
第4週歴史 3.集団安全保障の失敗と第2次世界大戦(集団安全保障,第2次世界大戦の起源)
第5週歴史 4.冷戦の起源(抑止と封じ込め,冷戦に関する3つの解釈,ルーズベルトの政策,スターリンの政策)
第6週歴史 5.冷戦の進展(冷戦の軌跡,3つの分析レベル,米ソの戦略目的,封じ込め)
第7週歴史 6.冷戦の終結(緊張緩和の過程,冷戦終結)
第8週歴史 7.冷戦の教訓―核兵器の役割(物理学と政治,恐怖の均衡,核抑止の問題,キューバ危機)
第9週中間的まとめ
第10週現状 1.国家主権と介入
第11週現状 2.国際法と国際機構
第12週現状 3.地域紛争
第13週現状 4.相互依存とパワー
第14週現状 5.新世界秩序―国民国家と国際紛争の将来
第15週総括