科目名 社会言語学I 
副題 社会の中の言語 
担当者 福島 直恭 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー LIN-103-IB 

授業の到達目標
言語の多様性につて理解し,それを通して社会の多様性,人間の考え方,価値観の多様性を理解する。  

授業の内容
言語は,人間社会の中で生まれ,人間社会の中で使われ,そして変化していくものである。言語について考える際にも,言語だけを切り離して考えるのではなく,それが使われる社会とか,それを使う人間という要因を含めて考える必要がある。本講義では,まず,言語が人間社会の中でどのように生まれたのかという問題から話をはじめる。次に,言語が人間にとってどのような役割を果たしているのかという問題,そしてそのような役割を果たすために言語はどのような性格を持っているのかということ,どのように変化していくのかということなどを取り上げる。最後に,言語はどのように死んでいくのか,なぜ死んでしまうのかという点についても言及する。  

教材
参考文献:ロレト・トッドピジン・クレオール入門』(21世紀の言語学大修館書店1986
デビッド・クリスタル消滅する言語中公新書2004
受講者に購入を義務付ける教科書的な書籍はないが,授業内容に関連の深い参考図書は,授業内で紹介していく。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
必要な予習・復習時間は各2時間程度  

成績評価の方法
毎回,授業内容に関する簡単なレポートを提出してもらい,その採点結果で評価する。ただし,開講時数の2/3以上の出席が必須である。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
木曜2限
メール(アドレスは日本文化学科事務室に行って問い合わせること)

授業計画
第1週社会言語学とはなにか
第2週言語の誕生・言語の起源
第3週言語の誕生・ピジンとクレオール1
第4週言語の誕生・ピジンとクレオール2
第5週言語の働き・言語と国家
第6週言語の働き・言語と民族
第7週言語の働き・言語と社会階級
第8週言語の働き・アイデンティティーの指標としての言語1
第9週言語の働き・アイデンティティーの指標としての言語2
第10週言語の働き・言語と認識,思考
第11週言語の変化・言語変化の原動力
第12週言語の変化・言語変化の方向と定着
第13週言語的不平等
第14週言語の死・危機言語の実態
第15週言語の死・危機言語に関する対応