科目名 地域研究基礎論I(第三世界) 
副題 中・東欧研究概論(1) 
担当者 中島 崇文 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 1〜  コース・ナンバー ARE-103-IA 

授業の到達目標
地域研究の基本的な考え方を,中・東欧を事例として修得し,世界のその他の地域にも応用できるようになることを念頭に置いている。また,本学の協定校の比較的多い中・東欧に受講生が関心を持つようになることを期待している。  

授業の内容
地域研究の基本的な考え方を概観した後,その具体例として中・東欧に関し,できるだけ多様な観点からおおむね時系列で講義する。春学期は主に20世紀初頭までの時代を扱う。  

教材
教科書:柴宜弘編著バルカンを知るための66章』(エリア・スタディーズ48第2版,明石書店2016
毎週,授業時にレジュメを配布し,これに基づいて講義する。世界史の知識が乏しい者は高校の世界史の教科書に目を通しておくことが望ましい。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
授業で用いるレジュメは原則として前の授業で配布するので,事前にしっかりと目を通しておくこと。また,教科書の該当箇所は毎週のレジュメの末尾に明記しているので,こちらも事前に読んでおくこと。  

成績評価の方法
記述式の期末試験の点数(約50%)と毎週の授業終了時に提出する感想文の点数(約50%)を合計して100点満点として算出する。また,1回の欠席につき5点の減点とする。遅刻した際には,その理由を証明する書類が提示されない限り,出席とはみなされないので注意すること。受講態度に問題がある(私語,早退,居眠りなど)と判断される場合も大幅に減点される。受講生は遅刻せずに毎週出席するよう,最大限に努力すること。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
オフィスアワーは月曜日の15:00〜16:00とする。それ以外の時間帯にも可能な限り対応する。用事がある際には直接,4号館2階の担当教員の研究室に足を運ぶか,メールにて連絡すること(メールアドレスは毎回のレジュメに記載している)。

備考
基礎科目群に属する授業科目であるので,秋学期の地域研究基礎論IIと共にできる限り1年次(必修科目と重なって1年次に履修できなかった場合には2年次)に履修するのが望ましい。中欧国際協力研修参加予定者,国際コミュニケーション学科の1,2年生で中島ゼミへの申請を検討している者は,地域研究基礎論I・II,東欧文化論,国際コミュニケーション基礎演習Dをできるだけ履修し,かつ,優秀な成績を修めるよう努力すること(ゼミの選考に際しては,これらの授業を多数履修し,かつ,それらの成績の優秀な者が優先される)。

授業計画
第1週授業概要の説明
第2週学習院女子大学と中・東欧との関わり
第3週地域研究とは何か
第4週中・東欧の地理的概観
第5週中・東欧の8か国による13年前(2004年5月1日)のEUへの加盟
第6週中・東欧の地域概念―「中欧」,「東欧」とは何か―
第7週中・東欧の民族移動の時代と建国―今でも語り継がれるタタール人の脅威―
第8週中・東欧の中世における王国―現代でも理想化されることのある時代―
第9週中・東欧の中世に西欧から移り住んだ人々―各地に残されているドイツ人の文化遺産―
第10週中・東欧の中世における宗教の対立と共存―三十年戦争とクロアチアのネクタイ発祥伝説―
第11週中・東欧の近代における民族意識の覚醒(1)―オスマン帝国支配下の諸民族の動向―
第12週中・東欧の近代における民族意識の覚醒(2)―ロシア帝国支配下の諸民族の動向―
第13週中・東欧の近代における民族意識の覚醒(3)―ハプスブルク帝国支配下の諸民族の動向―
第14週中・東欧からの近現代における西欧や北米への移住・アジアに足を運んだ中・東欧の人々
第15週総括