科目名 アメリカ文化論I 
副題 米大統領とアメリカの政治・外交・社会 
担当者 明石 和康 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 2〜  コース・ナンバー POL-201-ID 

授業の到達目標
米大統領の変遷を軸としてアメリカ政治の制度や思想について基礎的な知識を養いつつ,アメリカ国民がアメリカの国内状況と対外関係の変化をどうとらえ,大統領に対する国民の要望と期待が時代ごとにどのように変わっていったのかを理解できるようにする。特に,アメリカという国が独立から240年ほどの間にどう変化してきたのかを政治,外交,社会の各面から把握し,現在のアメリカが抱える問題を分析できるようにする。  

授業の内容
最初に米大統領選の制度と仕組みを説明する。なぜ特殊な選挙人制度ができたのかや,州権が強い理由など。次に,大統領選挙と大統領の歴史をたどる。時期的には,独立戦争から南北戦争まで,繁栄の時代から20世紀前半の大恐慌,そして,第二次大戦後の冷戦,唯一の超大国時代,オバマ,トランプ時代までをたどる。特に,外交の変遷に力点を置く。講師の通信社記者としてのワシントン駐在経験を生かし,ジャーナリストの目で見た具体性のあるアメリカ論を展開する。  

教材
教科書:明石和康大統領でたどるアメリカの歴史岩波書店(ジュニア新書)2012
参考書は,授業の進行に合わせて適宜紹介する。アメリカの政治・外交に関する文献は多数あるので,各自関心に合わせて自主的に文献に当たること。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習・復習に各2時間  

成績評価の方法
試験はしない。出席と講義への参加を重視する。平常点(30%),理解度の確認(30%),レポート(40%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
授業中に連絡方法を案内する。

授業計画
第1週授業の説明,スケジュール
第2週アメリカ大統領と選挙制度
第3週アメリカ独立からモンロー宣言まで
第4週南北戦争から20世紀初頭の資本主義発展期まで:リンカーンの指導力
第5週大恐慌と第二次世界大戦:F・ルーズベルトのニューディール政策
第6週冷静体制の構築:トルーマン,アイゼンハワー
第7週公民権運動と宇宙開発―ケネディ,ジョンソン
第8週ベトナム戦争―ジョンソン,ニクソン
第9週理解度の確認
第10週大統領の失墜:ウォーターゲート事件,カーター
第11週保守主義の時代と冷戦終結:レーガン,ブッシュSr.
第12週超大国の繁栄と挫折:クリントン,ブッシュJr.
第13週アメリカ社会の変貌:オバマの時代
第14週2016年大統領選とトランプ政権
第15週まとめ
理解度の確認も含めて,進行が多少前後することがある。