科目名 比較神話論 
副題  
担当者 東 由美子 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー ANT-112-IB 

授業の到達目標
神話的思考について理解を深め,現代社会を相対化する視野を養います。  

授業の内容
19世紀から20世紀にかけて,文学はもとより,文化/社会人類学,心理学,言語学,宗教学などといった様々な分野においても,「神話」が研究素材として取り上げられるようになり,「神話」を分析するための画期的な手法も次々と生み出されるようになりました。一方,分析手法が多角的になるにつれ,「神話」とは何かという問題が浮上してくることになります。つまり,分析方法の変化に応じて,どのような事物を「神話」としてとらえるのかということも,議論されるようになってきます。ギリシアの古典や『古事記』・『日本書紀』に描かれた神々の物語から,伝説や昔話,ひいては洞窟に描かれた太古の絵画,土偶,こういったものまでも「神話」の範疇に含めて考察されるようになってきているのが現状です。ですから,「神話学」とは,あらゆる「神話」研究者に共通する確固たる不変の分析対象を持たず,「神話学」独自の分析手法も持ちません。この意味において,「神話学」は,現在においてもいまだ単独で地位を築いていない学問分野です。本講義では,「神話学」的に重要だと思われる事柄を取り上げて講義を行います。  

教材
参考書等については,講義の中で適宜指示します。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習:授業内で指定する文献の指定範囲を読んで不明な点を可能な限り調べてくること。
復習:授業終了後,授業中に指定された課題について小レポートを作成し理解を深めること。必要な時間は4時間程度と予想している。  

成績評価の方法
毎回の授業で内容の理解のための小レポートを提出してもらいます。成績はレポートの提出回数および内容の充実度を合計して判定します。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
メールアドレス:yu_higashi●me.com(change ● to @)

備考
成績評価の詳細について,第一回の授業で説明します。履修希望者は第一回の講義に出席してください。

授業計画
第1週イントロダクション:評価方法,講義の目的,導入講義
第2週夢と精神分析
第3週精神分析と文化研究
第4週古代社会と現代の民俗世界
第5週フロイトの精神分析
第6週フロイトと夢
第7週ドリームワーク
第8週エディプス・コンプレックス
第9週神話と精神分析
第10週現代における神話
第11週芸術作品における神話的表象1
第12週芸術作品における神話的表象2
第13週芸術作品における神話的表象3
第14週芸術作品における神話的表象4
第15週芸術作品における神話的表象5