科目名 イタリア文化論I 
副題  
担当者 関 孝弘 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 2〜  コース・ナンバー ARE-210-ID 

授業の到達目標
現在,世界中で接している音楽はイタリアから発展し,少なくとも18世紀までのヨーロッパは音楽に限らず,文化全てはイタリアが中心となって牽引されていました。そのイタリア人の持つ日常的文化感覚を紐解くことにより,グローバルな国際的な感覚の理解度を深めることを目指します。  

授業の内容
イタリアは芸術の宝の都です。ルネッサンス時代の絵画,彫刻,建築などは容易に思い出すことができるでしょうが,音楽の方はいかがでしょうか?日本では音楽の都はドイツ,と思う方が多いかもしれません。しかし,バッハ,モーツァルトほか多くの作曲家たちは,イタリアの音楽を手本とし目指しました。またイタリアはオペラの発祥の地であり,声楽中心の音楽文化の国というイメージが強いかもしれませんが,ピアノも弦楽器も,そして音を記す五線譜もイタリアで考案されました。音楽用語のほとんどは今も変わらずにイタリア語が使われていますが,正しく認識されているでしょうか。この講義はイタリア音楽を切り口にして,ピアニストとして30年以上にわたる日伊の往復生活で感じたこと,思ったことなどを絡めながら,イタリアの文化と歴史を知り,イタリア人の生活感覚に近づくのが狙いです。時々,ピアノの実演奏も交えて進めようと思っています。  

教材
参考文献:マリアンジェラ・ラーゴ、関 孝弘(共著)ブリッランテな日々晶文社2015
関 孝弘、マリアンジェラ・ラーゴ(共著)これで納得!よくわかる音楽用語のはなし全音楽譜出版社2006
関 孝弘、マリアンジェラ・ラーゴ(共著)一目で納得!音楽用語事典全音楽譜出版社2010
「ブリッランテな日々」は,30年以上にわたる日伊の往復生活の中で感じたこと,思っていることを楽しくエッセーとしてまとめてあります。国際人として生きるためのイタリア的発想術が凝縮されています。
「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし」「一目で納得!音楽用語事典」は,日本の音楽教育の中で大きく歪曲されてしまった用語の真の意味を解き明かした本です。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
特別にナシ  

成績評価の方法
平常点と理解度の合計で,総合的に評価します。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
授業開始日にお知らせします。

授業計画
第1週序。
第2週文化に占める音楽の意義。
第3週イタリア人の生活と音楽。
第4週イタリアの歴史的劇場。
第5週音楽に見るヨーロッパの地図,およびイタリアの南北問題。
第6週イタリアの教育と音楽(1)
第7週イタリアの教育と音楽(2)
第8週イタリアはなぜ天才が多く輩出されたのか
第9週言語と音楽(1)
第10週言語と音楽(2)
第11週宗教と音楽
第12週音楽文化の中の鍵盤楽器(1)
第13週音楽文化の中の鍵盤楽器(2)
第14週結び
第15週理解度の確認