科目名 イタリア文化論II 
副題 文学と絵画に描かれる18世紀のヴェネツィア 
担当者 宮坂 真紀 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 2〜  コース・ナンバー LIT-211-ID 

授業の到達目標
18世紀ヴェネツィアにおける文化的諸相の歴史的意義や特色について理解を深めるとともに,絵画や文学テクストを通して様々な文化現象について考察できるようになる。  

授業の内容
アドリア海に浮かぶ水上都市ヴェネツィアはその地理的特異性もさることながら,サン・マルコ広場に面した古い格式あるカフェ,そして仮面をつけた人々が行き交う幻想的なカーニヴァルなど,今日なお世界中から人々を惹きつけてやまない魅力的要素に溢れています。
そのヴェネツィアの長い歴史の中でも,とくに18世紀は文化的成熟度において一つの頂点を極めた時代といえるでしょう。
この講義では,主に18世紀を中心にヴェネツィアにおける様々な現象を取り上げ,文化史的意義や特色を考察しますが,背景となる史実を確認するだけでなく,P.ロンギ,G.D.ティエポロ,C.ゴルドーニなど18世紀の絵画や文学をとおして,同時代の人々の目にどのように映っていたのかという観点からも論じて見たいと思います。  

教材
授業中に講義内容に関連する資料を配付します。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
学期のはじめに参考文献を紹介します。授業の予習として各回のテーマに沿ったページを事前に読んできてください。また,各授業は前回までの講義内容を踏まえた上で進行しますので,復習として授業後に配布プリントやノートの内容を整理して次の授業に臨んでください。  

成績評価の方法
成績は,学期末試験(80%)と授業への取り組み(20%)に基づいて評価します。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
授業に関する質問等は授業後に受け付けます。それ以外の時間は学科事務室を通じて連絡を取って下さい。

授業計画
第1週現代につながる18世紀のヴェネツィアの文化現象
第2週ヴェネツィアにおけるカフェのはじまり
第3週カフェの社会的役割
第4週ヴェネツィアにおける出版文化の興隆
第5週18世紀におけるジャーナリズムの興隆
第6週女性の社会進出
第7週文学や絵画のテーマとしての女性
第8週服飾の流行
第9週社交生活の様相
第10週別荘生活の様相
第11週商業劇場の誕生と発展
第12週音楽院の役割
第13週広場の様相とその役割
第14週ヴェネツィアのカーニヴァル
第15週講義のまとめと確認
各回の講義計画はあくまで予定です。授業の進捗状況に応じて一部,変更する場合もあります。