科目名 東南アジア文化論I(大陸部) 
副題 遺跡を通してみるアジア文化 
担当者 重枝 豊 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 2〜  コース・ナンバー ARE-212-ID 

授業の到達目標
日本と距離的には近い東南アジアだが,それらの国々の基層文化はさまざまな違いをもっている。それらを理解することによって,日本文化について再考できる視野をもてるようになること。  

授業の内容
東南アジア大陸部の文化を建築を通して解読する。講義主体はベトナムとカンボジア,ミャンマーであるが,東南アジア,広域アジア圏を常に念頭に置きながら,東南アジア大陸部の文化摂取,醸造,展開のプロセスを探る。覚える各国史ではなく,現場で考える立場の地域史をグローバルにとらえることを講義の目的とする。  

教材
参考文献:千原大五郎東南アジアのヒンドゥー・仏教建築第3版,鹿島出版会1987
日本建築学会編東洋建築史図集第1版,彰国社1995
桃木至朗歴史世界としての東南アジア』(世界史リブレット12第1版,山川出版社1996
毎回資料を配付する。教科書はとくに定めないが,毎回提示する図書を各自が事前に読んでいるものとして,授業を進めるので注意すること。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習を2時間,復習を2時間。  

成績評価の方法
記述式の試験の実施と,出席,1〜2回程度のレポート提出することがある。その場合は期末試験80点,出席・レポート20点の総合評価として成績を付ける。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
講義の前後に直接お願いしたい。緊急の要件の場合はメールでの連絡も受け付けるメールアドレス:shigeeda.yutaka●nihon-u.ac.jp(change ● to @)

授業計画
第1週ガイダンスとアジアの基層文化について 講義の進め方について
第2週カンボジアの歴史と文化遺産1 プレ・アンコール期の建築について
第3週カンボジアの歴史と文化遺産2 アンコール期の建築(アンコール・ワット以前)
第4週カンボジアの歴史と文化遺産3 アンコール・ワットとバイヨン寺院
第5週カンボジアの歴史と文化遺産4 東北タイのクメール寺院
第6週ベトナムの歴史と文化遺産1 チャンパーの聖地ミーソン遺跡
第7週ベトナムの歴史と文化遺産2 チャンパーのさまざまな地域の遺跡
第8週ベトナムの歴史と文化遺産3 北部仏教寺院の成立と特徴
第9週インドネシアの歴史と文化遺産1 中部ジャワの初期遺構
第10週インドネシアの歴史と文化遺産2 プランバナンとボロブドール遺跡群
第11週インドネシアの歴史と文化遺産3 ソロ遺跡群と東部ジャワ遺跡
第12週ミャンマーの歴史と文化遺産 パガン遺跡
第13週ラオスの歴史と文化遺産 ワット・プー遺跡とカトゥー族の民家
第14週コーケー遺跡の重要性と保存手法について
第15週ミーソン・サイトミュージアムの建設の意義
毎回推薦図書を提示するので,予備知識をもって受講することが望ましい。講義は毎回パワーポイントを用いて行なう。