科目名 外国語演習IID 
副題 英語で読む食品の安全・品質制度の考え方と仕組み 
担当者 林 正 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 3  コース・ナンバー ENG-319-IW 

授業の到達目標
1. まとまった量の英語文献を読んで内容のポイントを把握し,重要な論点や疑問点について活発なディスカッションを行うことができるようになること。
2. 食品の安全・品質制度をめぐっては国際貿易問題に発展する事例も多く,様々な報道もなされている。こうした問題について,理解し自分の考えを持つための基礎知識と理解のための方法論を身につけること。  

授業の内容
1. 「食品の安全・安心を守る」,「日本食品の品質は世界的に評価されている」といった言葉がよく聞かれる。しかし,食品の「安全性」や「品質」とはいったい何だろうか。日本での理解と,外国での理解は同じだろうか。こうした基本的概念について,英語で書かれた文献の輪読を通じて,基礎的な概念と今後理解を深めてゆくための方法論を提供する。
2. テキストの英語文献を輪読する。教材テキストの1パラグラフ程度ずつ授業の際にアトランダムに指名された学生が内容の紹介と疑問点・感想を述べ,これをもとに質疑応答とディスカッションを行う。あわせて,講師から関連事項を含めて解説を行う。授業は,単なる英文テキストの訳読ではなく各自が内容のポイントを把握したうえで,質疑応答とディスカッション,解説を通じて副題のテーマについて理解を深める。  

教材
参考文献:P. B. Hutt, “The Basis and Purpose of Government Regulation of Adulteration and Misbranding of Food”, Food Drug Cosmetic Law Journal, Vol.33, No.10, 1978
Augustin-Jean, L., Ilbert, H. & Saavedra-Rivano, N., Geographical Indications and International Agricultural Trade : The Challenge for Asia, 1st. Edition, Palgrave Macmillan, 2012
林 正徳・弦間正彦「ポスト貿易自由化」時代の貿易ルール――その枠組みと影響分析第1版,農林統計出版2015
教材のなかから授業に使用する部分をコピーして配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
あらかじめテキストを読んで内容を理解し要約を発表するために毎回3時間程度の負荷を想定。授業の復習レポート作成に1時間程度の負荷を想定する。期末のレポート作成には6時間程度の負荷を想定する。  

成績評価の方法
平常点(指示された個所の要約,質問・ディスカッションへの積極的な参加,復習レポートの提出)に60点,期末レポートに40点。なお,理由のいかんを問わず6回以上欠席の場合には成績評価の対象外とする。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問は授業中に行うこと。それ以外に必要が生じた場合には学科事務室を通じて連絡を取ること。

授業計画
第1週イントロダクション――授業の進め方,基本的概念についての基礎的な説明,使用テキストの解説
第2週食品安全・表示に関する政府規制の基礎と目的 (1)
第3週食品安全・表示に関する政府規制の基礎と目的 (2)
第4週食品安全・表示に関する政府規制の基礎と目的 (3)
第5週食品安全・表示に関する政府規制の基礎と目的 (4)
第6週産地表示から地理的表示へ ―― 神戸牛と松坂牛の場合(1)
第7週産地表示から地理的表示へ ―― 神戸牛と松坂牛の場合(2)
第8週日本での地理的品質規格の発達 ―― 日本酒の場合(1)
第9週日本での地理的品質規格の発達 ―― 日本酒の場合(2)
第10週中国の食品市場における地理的表示と制度 ―― 金華ハムの場合(1)
第11週中国の食品市場における地理的表示と制度 ―― 金華ハムの場合(2)
第12週中国の緑茶産地の地理的表示制度 ―― 龍井茶の場合(1)
第13週中国の緑茶産地の地理的表示制度 ―― 龍井茶の場合(2)
第14週食品安全・品質制度と地理的表示制度
第15週総括