科目名 外国語演習IIE 
副題 イタリア、ルネサンスの芸術家像 
担当者 高橋 朋子 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 3  コース・ナンバー ENG-320-IW 

授業の到達目標
15世紀初頭,フィレンツェで興った美術革新をルネサンスと呼びます。この時代は傑出した芸術家たちが,多くの名作を生みだしました。昨今我が国の美術展覧会でもよく話題になる画家や彫刻家たちが活躍した時代です。本年は彼らがどのようにして芸術家として修業し,腕を磨き,知性を磨いたかを論じたテクストを購読し,イタリア・ルネサンス美術を成り立たせている基本と背景を理解することを目標とします。  

授業の内容
講読するテクストはFrancis Ames-LewisのThe Intellectual Life of the Early Renaissance Artistです。長い間西洋では,画家や彫刻家は単なる職人として,詩人や数学者,人文主義者たちに比べると社会的に低い職業とみなされていました。ところが16世紀になると絵画や彫刻はあらゆる学芸のなかで最も優れた芸術と主張されるようになります。もちろんレオナルド・ダ・ヴィンチ,ミケランジェロの登場があったからです。本年度はこうした西洋美術史の頂点に立つ美術家を,彼らが描いた自画像を通じて芸術家の意識の向上といった観点から考察します。尚,Ames-Lewis の本書は,イタリア・ルネサンス美術を学ぶ際の必読書ともいえる名著です。  

教材
教材はコピーを配布しますからテキストを購入する必要はありません。以下に一応テクストをあげておきます。
Francis Ames-Lewis, The Intellectual Life of the Early Renaissance Artist, Yale University Press, London, 2000.

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
事前に西洋美術史,特に中世からルネサンスにかけてを勉強しておくこと。  

成績評価の方法
講読の授業ですから,分担部分の訳と理解力が評価の基本です。また学期最後には本年度講読した内容に関するレポートを提出してもらいます。それらに出席状況を加味して評価します

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火曜日 12時10分から13時
kohitaka●pony.ocn.ne.jp(change ● to @)

備考
毎回,一人10行(1パラグラフくらい)を分担します。演習の参加人数によって異なりますが,2回に1度程度で自分の分担が回ると思ってください。

授業計画
第1週演習で用いるテクストの紹介。講読分担等,今後の授業の方針確認
第2週テクストの購読
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
第15週
この授業では英語のテクストを読むだけでなく,そこで語られている作品や内容を理解することも目的としています。ですから,講読者はできる限り自分の分担箇所で語られる作品を見つけてコピー,あるいはパワーポイント,あるいは本を持ち込むなどで作品を提示することを求めます。また教師のほうでも,さらに詳しい関連作品に言及し,作品を提示し,美術史の理解がさらに深まることを目指します。