科目名 外国語演習IIG 
副題 グローバル企業のCSR戦略とアライアンス戦略 
担当者 大出 隆 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 3  コース・ナンバー ENG-322-IW 

授業の到達目標
企業のCSR(企業の社会的責任)戦略とアライアンス(戦略的提携)戦略の活動概要を理解し,グローバルに展開する企業に必要な戦略とはどういうものかを学び,グローバル企業の活動に関わる課題をみつけて,自分なりに解決案を考える力を身につける。  

授業の内容
本演習では,グローバル企業の様々な事業活動の内,CSR活動とアライアンス活動に焦点をあて,それらがどのような活動で,何故企業が行う必要があるのかを考える。関連する英文資料を読みながら具体的事例を通して,企業がグローバルに事業展開する上で直面する課題とは何かを学び,その解決策を検討してゆく。CSRとアライアンス分野の活動を例に,当該分野におけるグローバル企業のビジネス戦略について考えていきたい。  

教材
参考文献:Kash Rangan他, Why Every Company Needs a CSR Strategy and How to Build It, Harvard Business School, 2012
江夏健一/桑名義晴理論とケースで学ぶ国際ビジネス三訂版,同文館2012
教科書は使用しない。授業では適宜プリントを配布する。参考書"Why Every Company Needs a CSR Strategy and How to Build It"はインターネット上で公開されている。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
毎回,次週のテキスト配布時に課題を出します。授業ではグループ討論で課題を検討し,発表してもらいます。それに基づくディスカッションを毎回行いますので事前準備(テキスト予習と課題検討)が必要です。  

成績評価の方法
出席(20%),授業への積極的参加(発言/ディスカッションへの貢献)(30%),期末レポート(50%)。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業後に受付けます。それ以外の時間は学科事務室を通じて連絡をとること。

備考
この演習では,国際ビジネスに関わる事例を取上げ,そこに内在する問題点に関して,「自分ならどうするか?」と常に考えてもらいます。国際ビジネスに関心ある学生に適します。

授業計画
第1週【学期の予定の説明】 講義の全体像を紹介する。
第2週【CSRの基本概念】 CSRがどう経営と関わるかを解説し,企業がグローバルにビジネス展開する上で求められる社会的責任について考える。
第3週【コーポレートガバナンス】 企業統治の観点から行うCSRへの取組み例を解説し,その必要性や意義を考える。
第4週【サスティナブル社会の実現】 環境問題に取組むGE等主要企業例を紹介し,環境負荷削減に向けた企業活動のあり方を考える。
第5週【財団の活動】 財団による社会貢献を行う企業活動例を紹介し,その意義を考える。
第6週【CSRからCSVへ】 CSRを進化させた概念として新たに注目されているCSV(共通価値の創造)について学習し,CSRとの本質的な違いを理解する。
第7週【ゲスト招待】 在日アメリカ人ゲストを招待し,企業のCSR活動等について学生との意見交換を行う。
第8週【アライアンス戦略とは?】 企業間の各種提携について解説し,何故,企業がアライアンスを行う必要があるのかを考える。
第9週【共同開発契約】 実際の共同開発契約書を読み,具体的取決め内容を理解し,英文契約書特有の表現も学習する。
第10週【JV Case Study 1】 GMとトヨタの合弁事業の経緯や実態を理解し,そこに内在する問題点を考える。
第11週【JV Case Study 2】 ハネウェル社と山武計器の提携は1960年代に始まり順調に推移するも90年代に解消した。当該ケースの問題点を考える。
第12週【Virtual JV】 航空業界アライアンス“Sky Team”の礎になったKLMとNWAの仮想合弁事業の戦略を学び,その有用性を探る。
第13週【Outsourcing】 アライアンスと似て非なるアウトソーシングを学び,トランプ大統領がアウトソースする米企業に警告を発する理由を考える。
第14週【アライアンスの成功要因】 アライアンスを競争優位の戦略,成長戦略として成功させるには何が必要なのかを考える。
第15週【総括】
第7週に招待を予定しているゲストの都合次第で授業スケジュールに変更が出る場合もあります。