科目名 特別総合科目I(外交官) 
副題 外交・国際交流の第一線から 
担当者 阿曽村 智子 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 2〜  コース・ナンバー CAR-201-GA 

授業の到達目標
(1)外交官の法律上の立場から実際の日常業務まで,具体的な事例を通じて学ぶことにより,世界や日本の平和と繁栄のために外交官が果たす役割について理解を深める。(2)将来,国際交流・国際協力の活動に携わるにあたって,現場で役に立つ基本的な知識やものの見方を身につける。(3)一市民として日本の外交政策に対して自分なりの意見を持てるようになる。  

授業の内容
外交の機能は,情報収集,政策形成,交渉,広報,国際協力活動の支援,在留自国民の保護など,広範囲にわたっている。近年においては,二国間のみならず国際機関や国際会議などを通じた多国間外交の舞台も拡大している。独立行政法人や民間団体(NGO)の活動もますます重要な役割を果たすようになっている。本講義では,こうした活動に携わる広義の意味での「外交官」の諸側面を考察の対象としている。全講義中8回程度,内外の大使経験者をはじめ国際舞台の第一線で外交・国際交流および国際協力に携わる関係者をゲストに招き,体験談を通じて外交や国際関係の実態を浮き彫りにしたい。  

教材
参考文献:ハロルド・ニコルソン著/斎藤真&深谷満雄訳外交』(UP選書東大出版会1968
矢田部厚彦職業としての外交官』(文春新書文芸春秋2001
大日方和雄領事の仕事 国際人のサポーター有信堂2005
緒方貞子序&西崎真理子他著国際協力を仕事として―開発・人道援助に飛び立つ女性たち―第4版,彌生書房2000
金子将史・北野充編著パブリック・ディプロマシー戦略PHP研究所2014
上記の他にも内外の外交官の回想録等を授業中に適宜紹介する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
授業中に提示する指定図書にあらかじめ目をとおし,疑問点を授業中に質問できるように準備しておくこと。ゲスト講師の場合には,講演内容概要とコメントおよび質問を文章にまとめて提出すること。日頃から新聞の国際欄などを閲覧して情報収集し,講義内容と関連づけて考えられるように訓練すること。所要時間は各回につき1〜2時間程度。  

成績評価の方法
期末の筆記試験(50%)および学期中数回提出のリアクション・ペーパーの内容(まとめて50%)を基に総合的に判断する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
t-asomura●world.odn.ne.jp(change ● to @)

授業計画
第1週序論:外交官とは?
第2週外交に関する基礎知識(1)在外公館の役割
第3週外交と文化:国際文化交流と日本文化の紹介
第4週外交官の仕事:領事業務
第5週外交官の仕事:情報の収集と分析
第6週第3回〜第5回のまとめ
第7週外交に関する基礎知識(2)「外交官」に関する基本文献
第8週大使の仕事:二国間関係の場合
第9週大使夫人の仕事:接遇と文化交流
第10週(独立行政法人)国際交流基金の仕事
第11週国際文化協力活動に携わるNGOの活動
第12週第7回〜第10回のまとめ
第13週外交に関する基礎知識(3)国際儀礼(プロトコール)
第14週21世紀の日本の外交戦略
第15週総括
講義テーマの順はゲスト・スピーカーの日程調整の都合により,上記の授業計画と多少異なる場合もある。具体的なゲスト・スピーカーの日程等については学期初めの講義で発表する。