科目名 特別総合科目IX(フードコンシャスネス論1) 
副題 食の真の価値を考える〜食教育の新しい視座 
担当者 品川 明 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー LIF-109-GA 

授業の到達目標
1.フードコンシャスネスの意義や理念を理解できる。
2.食と自然との繋がりを理解し,食の価値を表現することができる。
3.日本伝統文化と日本の食の繋がりを理科し,食の価値を表現することができる。
4.フードコンシャスネス教育の本質を理解し,表現することができる。  

授業の内容
これまでの食に関する教育は,栄養学,衛生学,食品学,生物学,化学などの視点からのアプローチが多く,それぞれの教科においては断片的で縦断的な知識の習得に重きを置いたものと判断される。また,平成17年に制定された食育基本法も,食生活の改善,生活習慣病の予防の観点から,栄養学,食品衛生学などを背景とした議論が多く,アプローチの視点は教育現場や家庭でも従来の教育手法によるものが多い。
本授業では,食べるもの,食べること,食べかたという日常の行為をきちんと意識し,食に対する自覚的かつ積極的な姿勢を育むことを目的とする。また,食を自覚的に感じる能力や食を積極的に意識する能力を身につける必要がある。
そのために,フードコンシャスネスの意義を議論する。次に,食と自然環境の繋がり,日本文化と食との関わり,フードコンシャスネスの教育的価値などを多くの食の専門家を招き実践を通して,自覚的に理解できるように授業展開する。  

教材
特に指定しない。レジュメ,ワークシート,リアクションペーパーを授業毎に配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
授業の後に振り返りを実施し,授業で見出した概念や疑問点を整理する。疑問点は文献などを活用し,自分自身の意見をまとめる必要がある。そのために,3時間程度の学習が必要である。  

成績評価の方法
1.授業に対する態度 20% 4回以上の欠席,早退や遅刻も厳格に対応する。
2.発言や質問などの授業貢献度を重視する 20%
3.リアクションペーパーやアンケートの内容を重視する。30%
4.授業中の発表とそのレポートの内容や提出状況を重視する。30%

オフィス・アワー/教員との連絡方法
授業に関する質問がある場合は,akira.shinagawa●gakushuin.ac.jp(change ● to @)までメールで問い合わせるか,メールで連絡のうえ,金曜日5限目のオフィス・アワーに環境教育センター(523教室)まで来ること。

備考
外部講師は実務の都合により日程変更する可能性があります。

授業計画
第1週フードコンシャスネスの意義1〜食とは
第2週フードコンシャスネスの意義2:
もの・こと・かたの意味 アンケート グループ討議と発表
第3週フードコンシャスネスと食1:
食と農〜自然環境と土との関わり:岸ユキ氏
第4週フードコンシャスネスと日本文化1:
茶道と食〜陰陽:中澤 宗寿(学習院女子大学伝統文化演習担当講師)
第5週フードコンシャスネスと食2:
食と漁業〜魚食を考える:上田 勝彦(元漁師・元水産庁)
第6週フードコンシャスネスと日本文化2:
糀と食:浅利 妙峰(糀屋本店)
第7週フードコンシャスネスと食3:
ワインの味わい方:信國 武洋(ソムリエ)
第8週フードコンシャスネスと日本文化3:
日本文化と和食:佐竹 力総(美濃吉)
第9週フードコンシャスネスと日本文化4:
神事と食:鎌田 紀彦(大宮八幡宮)
第10週フードコンシャスネスと教育1:
日本の食教育の現状と課題:楠野恭巳(フードコンシャスネス研究所)
第11週フードコンシャスネスと教育2
自分の食べ方〜食べ方でわかる感じる能力
第12週フードコンシャスネスと教育3
自分の五感力〜自分の能力を確認する
第13週フードコンシャスネスと教育4
自分の味わい力〜味を感じる理由
第14週フードコンシャスネスの意義3〜食を表現する
第15週まとめ
フードコンシャスネスの理念 食と生き物と自然の繋がり