科目名 日本語表現法IE 
副題 「書きことば」による文章表現 
担当者  佳子 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 4 
配当年次 1〜  コース・ナンバー JPL-105-GF 

授業の到達目標
論理的でわかりやすいレポートや論文を書けるようになる。  

授業の内容
言語を中心としたコミュニケーションの場は,大別して2種類の状況に分類することができる。1つ目は,よく知っている相手との対面的なコミュニケーションの場で,2つ目はよく知らない相手や不特定多数を相手とした,文字媒体による非対面的なコミュニケーションの場である。前者のような状況では,話し手と聞き手が場面や状況を共有しているので,話し手は聞き手の既有知識をよく把握している。したがって,伝えたい情報のうち言語化されるのは限られた量で済むことになる。このような状況依存的なコミュニケーションの場における適切な母語の運用は,大学生の段階ではすでに十分習得済みであるといえる。これに対して後者のような,状況への依存度の低い−逆に言えば言語表現への依存度の高い−言語使用は,母語の獲得過程より後に,それとは別に訓練によって習得しなければならない技術である。一般に「書きことば」と呼ばれる言語使用はこのようなものを指すということが言える。本授業では,このような意味での「書きことば」の習得を第一の目標として,特にレポートや卒業論文などの論理的な文章をわかりやすく書くことを目指す。  

教材
授業では,適宜プリントを配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
毎回の授業には,事前課題に取り組み,情報収集を十分に行った上で,出席すること。  

成績評価の方法
授業への参加度(30%),提出物(30%),課題(40%)によって,総合的に評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問は授業後に受け付ける。それ以外の時間はサポートセンターを通じて連絡を取ること。

授業計画
第1週授業の概要,「話しことば」と「書きことば」の違い
第2週様々なコミュニケーションの状況に応じた文章化
第3週問題のある文章・優れた文章の分析
第4週学術論文・レポートの作成手順
第5週学術論文の文体的特徴(構成・展開・論拠・引用・資料説明,書式など)
第6週論証文の構成,論証文の表現
第7週論証文を書く(1)アウトラインの作成
第8週論証文を書く(2)序論:背景説明と問題提起
第9週論証文を書く(3)本論:主張と根拠
第10週論証文を書く(4)本論:データの提示と解釈
第11週論証文を書く(5)本論:反論と反駁
第12週論証文を書く(6)結論:まとめと今後の課題
第13週論証文を書く(7)その他:引用文献,参考文献,注
第14週ピアワークによる評価と修正
第15週まとめ
上記の計画は,履修者の状況や授業の進捗状況により,一部変更することがある。