科目名 日本語表現法IK 
副題 「書きことば」による文章表現 
担当者 村上 佳恵 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー JPL-111-GF 

授業の到達目標
論理的でわかりやすいレポートや論文を書けるようになる。  

授業の内容
言語を中心としたコミュニケーションの場は,大別して2種類の状況に分類することができる。1つ目は,よく知っている相手との対面的なコミュニケーションの場で,2つ目はよく知らない相手とか不特定多数を相手とした,文字媒体による非対面的なコミュニケーションの場である。前者のような状況では,話し手と聞き手が場面,状況を共有しているし,話し手は聞き手の既有知識をよく把握しているので,伝えたい情報のうち言語化されるのは限られた量で済むことになる。このような状況依存的なコミュニケーションの場における適切な母語の運用は,大学生の段階ではすでに十分習得済みであるといえる。これに対して後者のような,状況への依存度の低い−逆に言えば言語表現への依存度の高い−言語使用は,母語の獲得過程より後に,それとは別に訓練によって習得しなければならない技術であり,一般に「書きことば」と呼ばれる言語使用はこのようなものを指すということができる。「日本語表現法1K」では,このような意味での「書きことば」の習得を第一の目標として,特にレポートや卒業論文などの論理的な文章をわかりやすく書くことを目指す。  

教材
特定の教科書は用いず,適宜資料を配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
復習に1時間,レポート作成の準備に3時間の学習が必要。  

成績評価の方法
開講時数の2/3以上の出席が必須。授業への参加態度(20%),各回の提出物(30%),レポート(50%)により評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は,授業後に受け付ける。初回授業時に連絡先を知らせる。

備考
授業では,毎回,グループ・ワークを取り入れる。

授業計画
第1週授業の概要 「話しことば」と「書きことば」の違い
第2週パラグラフ・ライティング
第3週説明文を書く
第4週レポートの基本的な構成
第5週論文の分析
第6週論証するとはどういうことか
第7週情報の集め方/テーマを探す
第8週論証文を書く(1)アウトラインの作成
第9週論証文を書く(2)引用と要約
第10週論証文を書く(3)主張と根拠
第11週論証文を書く(4)予想される反論と反駁
第12週論証文を書く(6)序論とむずび/行動提示の文
第13週論証文を書く(7)図表の説明
第14週ピアワークによる批判と修正
第15週まとめ