科目名 西洋近代史概論 
副題 寛容と迫害のヨーロッパ史 
担当者 高津 美和 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー HIS-112-GC 

授業の到達目標
現代の日本を生きる私たちは,誰からも強制されることなく,自由に考え行動することができる。しかし,こうした「思想の自由」は,はじめからすべての人に与えられていたわけではない。授業を通じて,現在私たちが当たり前のものと見なしがちな「思想の自由」が,ヨーロッパでは,寛容と迫害の間を揺れ動く近代史を経てはじめて達成されたことを理解する。  

授業の内容
ルネサンスの人文主義者,16世紀の宗教改革者,そして17〜18世紀の啓蒙主義者たちの生涯と思想を紹介しながら,「思想の自由」獲得に向けた苦難の歴史を辿る。  

教材
プリントを配布する。参考文献については,授業中に適宜指示する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習:各回のテーマについて下調べし,リアクション・ペーパーで疑問点を質問できるように準備する。
復習:授業中に配布したプリントを見返し,紹介した参考文献に目を通す。  

成績評価の方法
毎回の授業後に提出するリアクション・ペーパー(40%),学期末試験(60%)を総合して評価する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業後に受け付ける。それ以外の時間はサポートセンターを通じて連絡を取ること。

授業計画
第1週ガイダンス
第2週ルネサンスにおける「世界と人間の発見」
第3週人文主義者の聖書研究と教会批判
第4週エラスムスとキリスト教人文主義
第5週ルターの「95カ条の論題」と宗教改革の開始
第6週カルヴァンの「神権政治」とセルヴェトゥスの処刑
第7週宗教改革急進派と寛容主義者たち
第8週トマス・モアとヘンリー8世
第9週トレント公会議と対抗宗教改革
第10週異端審問と魔女狩り
第11週イエズス会の布教活動
第12週モンテーニュ『エセー』における寛容思想
第13週ヴォルテールの『寛容論』
第14週フランス革命における自由
第15週理解度の確認