科目名 自然環境論IV(環境汚染) 
副題  
担当者 平井 和也 講師   品川 明 教授         
開講期間 春学期集中  単位 2 
曜日   時限  
配当年次 1〜  コース・ナンバー ENV-015-GD 

授業の到達目標
1.海は,誰もが存在を知り,多くの恩恵を受けているが,理解されていないことが多い。海についての基本的理解を育むとともに,海洋環境に対して貢献できることを考える。
2.持続可能な海の利用による,東日本大震災からの地域の復興,さらには地域価値向上につなげる提案を行う。
3.提案した企画内容の実践機会を探る。  

授業の内容
海洋学基礎講座として,海についての基本的理解を育み,海洋環境に貢献できることを考えるため,宮城県南三陸町志津川湾をモデルに講義や実習を行う。
まず,事前授業にて「海洋学とは」というテーマで講義を行い,なぜ海を学ぶのか動機付けをしたのち,”食”の切り口で海と人との繋がりを考えるきっかけとするため,南三陸町の水産物を教材にした味わい講義を行う。
次に,モデルとなる南三陸町および志津川湾にて講義,フィールドワーク,グループ討議,実習を織り交ぜながら,海についての理解を深め,持続可能な海の利用を食の領域で行うための企画を考え,人と海との豊かなつながりを形成する1モデルとする。
最終的に,考案した企画が実践される機会を探って,その実現に向けての準備までを行う。  

教材
特に指定しない。必要に応じて資料を配布し,参考文献や参考書を紹介する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
集中講義の前に,事前授業を春学期に6回程度実施する。授業の目的は南三陸の水産資源を活用した味わい深い御飯の開発にある。
そのために,食調査や調理実習を実施する。実際の授業以外に調査のために必要な時間は毎回1時間程度である。また,品川教授による環境教育指導者講座および味わい教育インストラクター養成講座には積極的に参加すること。  

成績評価の方法
1.事前授業への出席と課題作成(40%)
2.現地でのと授業参加状況(30%)
3.レポート作成(30%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
Emailにて。アドレスは授業中に指示する。

備考
宮城県南三陸町での宿泊と集中講義
定員:30名
日程:9月5日〜9月8日,費用は約50,000円を予定(交通費,宿泊,保険)
その他,春学期中に大学で実施される環境教育講習会や味わい教育インストラクター講習会に参加すること

授業計画
第1週事前授業:オリエンテーション・海洋学とは
第2週事前授業:味わい講義
第3週9月5日(火)午後:フィールドワーク1.南三陸トレイルワーク入谷編
入谷集落のロゲイニングワークをおこない,この地域の資源とは何かを感じとる。それとともに課題に対してのグループワークがどうあり,自分自身としての取り組み姿勢などについて実感する。
第4週9月5日(火)夜:講義1.海についての基礎講座「海洋の地形・成り立ち」
MARE“りんごと海”を使って講義を進める。
第5週9月6日(水)午前:フィールドワーク2.漁業体験
戸倉にて漁業体験と漁師さんのお話を聞く。
第6週9月6日(水)午後:フィールドワーク3.南三陸町を概観する
卸売市場にてせりを見学d;c;袖浜d;c;震災アーカイブなど
第7週9月6日(水)夕方:講義2.農業と漁業,水産業についてレクチャー
・農業をとりまく日本の環境の基礎知識
・水産業をとりまく日本の環境の基礎知識
第8週9月6日(水)夜:講義3.海についての基礎講座「海流・波・潮」
MARE“海流”を使って講義を進める。
第9週9月7日(木)午前:フィールドワーク4.reef research(磯観察)
坂本海岸で磯観察をおこない,海の生き物たちの生態を知る。
第10週9月7日(木)午前:講義4.海についての基礎講座「生物」
MARE“魚,サカナ,さかな”を使って講義を進める。
第11週9月7日(木)午後:グループワーク.地域資源の価値化 料理検討
次のセッションのワークショップでどういう調理をするか,得た食材を活かしてのグループ検討とレシピづくり。
第12週9月7日(木)夕方:ワークショップ.食材を使って,地域の魅力を引き立てる
夕食時に食べるための調理をおこなう。
その過程で魚のさばき方について学ぶ。
第13週9月8日(金)午前:討議.集中講義まとめ
持続的に人と海とが豊かに繋がるために,自分たちにできることは何かを,具体的な実践企画として考える。実践機会を探る。
第14週事後授業
第15週
◯事前授業:品川教授による環境教育指導者養成講座および味わい教育インストラクター養成講習会に参加すること,ガイダンスにて,開催日程を提示する。
◯南三陸町の研修
1日目:南三陸町内集落探索プログラム,海洋の地形,成り立ちについての講義
2日目:南三陸町でのフィールドワーク(産業現場の理解・地域復興現場の見学),一次産業についての講義・海流,波,潮についての講義
3日目:南三陸町でのフィールドワーク(磯観察),海洋資源の生物的理解
地域振興のワークショップ(環境保全,味わい教育に関するプログラム)
南三陸町の水産物を利用した地域振興プログラムを考えるワークショップ
4日目:討議:発表と意見交換