科目名 地球環境論I 
副題 地球環境問題への総合的アプローチ 
担当者 荘林 幹太郎 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー ENV-021-GD 

授業の到達目標
地球の構造や物質循環等に関する科学的知識,環境と経済活動の関連を分析するための経済学的知識,国家間の利害を調整するための国際関係論などの,地球環境問題を理解するための多様な分野の基礎を把握することが可能となる。  

授業の内容
ある国における社会経済活動が環境に与える影響はその国の国境の内側にとどまらない。例えばその国から排出される温暖化ガスは地球全体の温暖化を招き,海洋汚染は近隣国にも大きな被害をもたらす。また,国際化の進展に伴う貿易の増加は,輸入国,輸出国の環境に変化をもたらすかもしれない。あるいは,ある国の現在世代の行為が他の国の将来世代に影響を与える。
本講義では,このような地球規模での環境問題について,広角的な視点から,問題の所在,因果関係,問題解決のための政策手法について概観する。  

教材
参考文献:京都大学地球環境学研究会地球環境学のすすめ』(京大人気講義シリーズ丸善2005

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
毎回の宿題に4時間程度の負荷を想定  

成績評価の方法
宿題(出席確認を兼ねる:20%),中間試験(20%),期末試験(60%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火曜日5時間目
mikitaro.shobayashi●gakushuin.ac.jp(change ● to @)

授業計画
第1週イントロダクション
第2週いくつかの基礎的概念の整理(地球の成り立ちと地球システム)
第3週いくつかの基礎的概念の整理(持続性と環境倫理,不確実性と予防原則,エコロジカルフットプリント等)
第4週地球温暖化(1):何故二酸化炭素が増加すると地球は温暖化するのか?
第5週地球温暖化(2):二酸化炭素の急増(地球の成り立ちと炭素の循環)
第6週地球温暖化(3):温暖化の影響
第7週地球温暖化(4):温暖化ガスを削減するための政策手法―環境税,排出権取引,研究・開発,自発的な取り組み
第8週地球温暖化(5):国際的な対策の枠組みー京都議定書とIPCC
第9週生物多様性の減少(1):何故生物多様性は重要か?
第10週生物多様性の減少(2):生物多様性の急激な減少
第11週生物多様性の減少(3):生物多様性条約
第12週貿易と環境(1):自由貿易は環境にプラスかマイナスか?
第13週貿易と環境(2):WTO農業交渉と環境―自由貿易と環境保全を両立させるための政策は可能か?
第14週総括
第15週