科目名 地球環境論II 
副題 事例分析を通じた複雑性の理解に向けて 
担当者 荘林 幹太郎 教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 1〜  コース・ナンバー ENV-022-GD 

授業の到達目標
現在の主要な地球環境問題である地球温暖化,水資源・土壌資源の劣化,生物多様性の減少,自由貿易の拡大とその環境への影響について,その科学的なメカニズムを踏まえたうえで,対応策について社会科学の手法も含めて包括的に議論する。本科目の履修を通じて,地球環境についての複雑な問題を事例とした総合的な思考力の醸成を目標とする。  

授業の内容
ある国における社会経済活動が環境に与える影響はその国の国境の内側にとどまらない。例えばその国から排出される温暖化ガスは地球全体の温暖化を招き,海洋汚染は近隣国にも大きな被害をもたらす。また,国際化の進展に伴う貿易の増加は,輸入国,輸出国の環境に変化をもたらすかもしれない。あるいは,ある国の現在世代の行為が他の国の将来世代に影響を与える。「地球環境論II」では,このような地球規模での環境問題について,事例分析を通じて,その複雑性および問題の把握・解決のための総合的な視点の重要性を示す。  

教材
EU, OECD,世銀等における国際的な政策議論についてのレポートを参考資料とする予定。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
毎週の授業を踏まえた宿題に4時間程度の負荷を想定  

成績評価の方法
宿題(出席確認を兼ねる:50%),期末試験(50%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
火曜日5時間目
mikitaro.shobayashi●gakushuin.ac.jp(change ● to @)

授業計画
第1週イントロダクション
第2週地球温暖化:温室効果ガスと温暖化のメカニズム
第3週地球温暖化:温暖化適応策の必要性と概要
第4週地球温暖化:温暖化緩和のための政策手法(排出権取引・環境税)
第5週水資源・土壌資源:コモンズとしての淡水資源の現状(水循環のマクロ概観)
第6週水資源・土壌資源:世界的規模の土壌劣化の概況
第7週水資源・土壌資源:水・土壌資源保全のための総合的な対策:コモンズの悲劇を避けるために
第8週生物多様性:生物多様性の現状と危機
第9週生物多様性:国際的な取り組み
第10週生物多様性:わが国の取り組み
第11週貿易と環境:貿易理論と環境の整合と不整合
第12週貿易と環境:貿易と環境の関係性を示す実例
第13週貿易と環境:WTOと貿易
第14週総括:地球環境問題の総合性
第15週総括:全体討論