科目名 スポーツ・健康科学演習IIA 
副題 東洋の養生法(太極拳と呼吸法) 
担当者 荒井 啓子 教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 1〜  コース・ナンバー SPO-006-GG 

授業の到達目標
東洋(東アジア文化圏)の養生思想を学ぶとともに,主に中国の「簡化太極拳」(24式)を体験・習得し,現代社会における自分の健康観や身体観を再検討し,生活文化としてあるいは健康文化としてスポーツを生活の中に組み入れることができる能力を養う。  

授業の内容
エアロビクスのような「数値」で自分の運動強度を推測できる運動は,いわば科学的で近代的な健康法である。これに対して,中国では,人間の身体の部分的な数値を尺度とするのではなく,長い間の「経験」に基づいて,部分と全体,心と体などを総合的に捉えて健康を考えてきた。この考え方は,一見混沌として捉えようがないように見えるが,情報化・人工化された現代社会の中で,人間を総合的かつ全体的にながめながら「自然な身体」を模索する一つの方法とも言える。
この時間では,東洋(東アジア文化圏)の養生思想を学ぶとともに,主に中国の「簡化太極拳」(24式)を体験・習得し,現代社会における自分の健康観や身体観を再検討していく。太極拳はゆっくりとした動きと呼吸法が特徴的であり,しなやかな動きを身に付けることによって平衡感覚や柔軟性を培うことができる。また,呼吸法はリラクゼーションとしても有効である。身体の「自然な」動きとはどのようなものなのかということをを探りながら,緩やかな「からだほぐし」や「からだづくり」を目指す。  

教材
テーマごとに授業時に紹介する。プリント配布。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
前回習得した身体技法を理論とともに復習した上で,毎回の授業に出席すること。  

成績評価の方法
授業への意欲・貢献度(50%),動き発表と理解度の確認(30%),レポート(20%)によって総合的に評価する。
(上記の目安は,進度や課題内容により多少変更する場合がある)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
月曜日3時間目
サポートセンターにて問い合わせる。

備考
特別授業を開催する場合がある。
スポーツ・健康科学演習科目群の授業はすべて「実技・講義一体型授業」であり,必要に応じて講義のみの時間も設けるが,実践のなかで解説を織り込み理論的背景を講じながら授業を進める。

授業計画
第1週ガイダンス(授業の目的,内容,進め方等)
第2週「東洋の養生思想」について
第3週姿勢と呼吸法(「立身中正」,正中線,鼻息,スワイショウ等を学ぶ)
第4週「練功十八法」と呼吸法(「武」と「舞」と「健康」)
第5週10式太極拳と呼吸法(1)第1組(1.〜3.)「含胸抜背」を学ぶ
第6週10式太極拳と呼吸法(2)第1組〜第2組(1.〜6.)「沈肩垂肘」を学ぶ
第7週10式太極拳と呼吸法(3)第1組〜第3組(1.〜8.)「上虚下実」を学ぶ
第8週0式太極拳と呼吸法(4)第1組〜第4組(1.〜11.23.24.)
第9週まとめ(1):「武」と「舞」と「健康」
第10週10式太極拳の発表と理解度の確認
第11週簡化太極拳二十四式と呼吸法(1)第1組〜第6組
第12週簡化太極拳二十四式+呼吸法(2)第1組〜第8組
第13週グループワーク(太極拳と音楽とリラクゼーション)
第14週グループによる表演と理解度の確認
第15週まとめ(2):「健康文化としての東洋の養生論」