科目名 国際文化交流演習III(音楽) 
副題 近現代の大衆音楽 
担当者 杉原 志啓 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 1〜  コース・ナンバー ART-004-GI 

授業の到達目標
日本における近現代の大衆音楽とその文化の特質を学ぶ。また,20世紀において日本の音楽文化のみならず,世界の大衆音楽形式に絶大な影響を与えてきたアメリカの音楽ジャンルの学術的な定義と特質を習得。  

授業の内容
20世紀後半から重要な国際的文化実践のひとつとなっているポピュラー音楽は,近年アカデミックな領域でも研究が盛んである。本講義では,そうした最新研究を織り込みながら,近現代における大衆音楽の流れをカルチュラル・スタディーズの1テーマとして検討していく。本年度のテーマは,Jポップに象徴されるデジタル時代の日本の大衆音楽の現状と歴史的特質とをクロニクルにたどっていく予定である。なお,例年どおり毎回講義内容にかかわる日本および英米の貴重な音源や映像を多数駆使していく。  

教材
参考文献:西村幸裕・杉原志啓イチローと村上春樹は、いつビートルズを聴いたのかPHP研究所2009
授業中大衆音楽全般の基本的テキストを多数紹介する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
授業中の配布プリントの閲読。  

成績評価の方法
授業期間内の1回の小テスト(50%)と学期末レポート1回(50%)。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
sugi-y●mvb.biglobe.ne.jp(change ● to @)

授業計画
第1週ガイダンス
第2週ソフト・パワーとは何か
第3週大衆音楽の現状−デジタル化とマルチメディア化
第4週音楽全体のノンパッケージ化(配信)
第5週大衆音楽における自己表現の大衆化現象
第6週20世紀前半の米大衆音楽(1)ハード編 アナログ・レコード,ラジオ,テレビ,MTV等
第7週20世紀前半の米大衆音楽(2)ソフト編 ブルース,ジャズ,カントリー等
第8週20世紀後半の米大衆音楽(1)ハード編 CD,iPod,iTunes等
第9週20世紀後半の米大衆音楽(2)ソフト編 モダン・ジャズ,R&B,ロック,ヒップ・ホップ等
第10週日本の大衆音楽(1)西洋音楽の導入の歴史
第11週日本の大衆音楽(2)歌謡曲の誕生とレコード産業
第12週大衆音楽の変容(1)歌謡曲のアメリカ化
第13週大衆音楽の変容(2)デジタル時代の音楽著作権
第14週レコード文化とJポップの衰退
第15週大衆音楽にみる日本文化の伝統と今後の展望
小テストと期末レポートは,実施日の前の週に告知する。授業期間出席はとらないが,この2回は必ず出席のこと。