科目名 伝統文化演習VIID(香道) 
副題 香の伝統と文化 
担当者 三條西 公彦 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 5 
配当年次 1〜  コース・ナンバー TRD-020-GH 

授業の到達目標
古今東西,人類に使用されてきた香,及び日本の伝統文化である香道についての基本知識を,講義を通じて得る。実習を通して香道という伝統芸道の世界観を知り,基本作法を取得する。  

授業の内容
香は古今東西,人類と密接な関係がありました。そして我国独自の形として発達した香道は,文学や自然風俗に主題をとり,幾つかの香木の香りを組み合わせた「組香」を鑑賞する事を主とする日本の芸道のひとつです。
六世紀香木が焚香用として仏教とともに渡来して以来,日本人と香との付き合い方は様々な変遷を見せてきました。それは香を焚く目的の変遷と言いかえてもいいでしょう。すなわち当初宗教的に用いられていたものが,貴族の楽しみやたしなみとして実用的なものになり,香道が成立した頃には遊芸にまで高められたのです。
講義では,世界に類をみない香りの文化が創造された歴史と意義に触れ,香道の持つ日本文化の神髄を探究していきます。又香道で用いる香りの素である「香木」の種類とその香りの特質,香木にまつわる歴史にも触れていきます。
更に和室を使用し実習を行い,実際に香を聞き「組香」を鑑賞し,香によって表現されたその「組香」の世界観を十分に理解できるようにします。和室を使用するので,正座が苦にならない人が望ましい。  

教材
参考文献:畑正高香三才東京書籍2004
香道入門(淡交ムック)淡交社1993
尾崎左永子香道蘭之園淡交社2002
授業中にプリントを配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習:香道の基本動作,作法について繰り返し練習し,考えずに自然にできるようにしましょう。又和室の授業の時は正座の練習をして下さい。(20時間)
復習:授業中に体験した各種の香りについてまとめる事。和室の授業の時は組香の証歌,作者について調べると,その組香の世界観についてより理解が深まる。(40時間)  

成績評価の方法
授業への参加態度・及び毎回の授業で色々な「香」を聞き,その感想を書く(70%)。期末のレポート提出(25%)。実習理解度・授業態度(5%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
kinyoshi●vt.catv.ne.jp(change ● to @)

備考
和室での実習を円滑に行う為,受講者30名以下とする。

授業計画
第1週香について,道について(講義)
第2週世界の香(講義)
第3週香の歴史1と香木について1(講義)
第4週香の歴史2と香木について2(講義)
第5週香の歴史3と香木について3(講義)
第6週香席について(講義)
第7週季節の組香1(実習)
第8週季節の組香2(実習)
第9週季節の組香3(実習)
第10週香炉造り(実習)
第11週香をたく(実習)
第12週季節の組香4(実習)
第13週組香概論(講義)
第14週名香と銘香(講義)
第15週季節の組香5(実習)