科目名 伝統文化演習VIIID(香道) 
副題 香の伝統と文化を学ぶ 
担当者 三條西 公彦 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 5 
配当年次 1〜  コース・ナンバー TRD-024-GH 

授業の到達目標
古今東西,人類に使用されてきた香,そして日本の伝統文化である香道についての基本知識を,講義を通じて得る。実習を通して香道という伝統芸道の世界観を知り,基本作法を取得する。  

授業の内容
古今東西,香は人類(特に権力者達)と密接な関係を持ってきました。しかし,日本では他国に見られない特異な発達をしてきました。
六世紀に香木が焚香用として仏教とともに渡来して以来,日本人と香との付き合い方は様々な変遷を見せてきました。香は遊芸として親しまれます。それは源氏物語(梅枝)で知られる薫物合に始まり,室町時代に香道という形へと昇華していきます。遊芸として行うものも薫物合から香合,たきつぎ香,そして組香へと変遷していきます。それらのバックボーンには常に我国の豊かな四季や自然風俗,更にそれを取込んだ文学がありました。
さらに香道で用いる香りの素である「香木」の種類とその香りの特質について説明します。
実習は実際に香を聞き,香を以て表現された組香の文学的主題を十分に理解できるようにします。和室を使用するので,正座を苦にしない人が望ましい。  

教材
参考文献:畑正高香三才東京書籍2004
香道入門(淡交ムック)淡交社1993
尾崎左永子香道蘭之園淡交社2002
授業中にプリントを配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
予習:香道の基本動作,作法について繰り返し練習し,考えずに自然にできるようにしましょう。又和室の授業の時は正座の練習をして下さい。(20時間)
復習:授業中に体験した各種の香りについてまとめる事。和室の授業の時は組香の証歌,作者について調べると,その組香の世界観についてより理解が深まる。(40時間)  

成績評価の方法
授業への参加態度・及び毎回の授業で色々な「香」を聞き,その感想を書く(70%)。期末のレポート提出(25%)。実習理解度・授業態度(5%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
kinyoshi●vt.catv.ne.jp(change ● to @)

備考
和室での実習を円滑に行う為,受講者30名以下とする。

授業計画
第1週香について,道について(講義)
第2週世界の香(講義)
第3週香の歴史1と香木について1(講義)
第4週香の歴史2と香木について2(講義)
第5週香の歴史3と香木について3(講義)
第6週香席について(講義)
第7週季節の組香1(実習)
第8週季節の組香2(実習)
第9週季節の組香3(実習)
第10週香炉造り(実習)
第11週香をたく(実習)
第12週季節の組香4(実習)
第13週組香概論(講義)
第14週香の道具(講義)
第15週季節の組香5(実習)