科目名 児童サービス論A 
副題  
担当者  順子 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 第2セメスター〜  コース・ナンバー INF-288-LA 

授業の到達目標
子どもを対象とする公立図書館の児童サービスについて具体的,実践的に学び,その意義と役割を理解し,児童図書館員として必要な知識および技術を身につけることを目指します。具体的な到達目標は,1)児童に提供する資料に関する実質的な理解を得る。2)児童と本を結びつける方法と技術を習得する。3)現在の児童:青少年の読書環境の動き,社会における公立図書館の児童サービスの位置づけと役割・関連諸施設との連携・協力のあり方などを総合的・多角的に理解する。の3点です  

授業の内容
子どもに各種資料と情報を提供する最も基本的な機関である公立図書館の児童サービスについて考えていきます。
講義では,まず「子ども時代の読書の意義と重要性,公立図書館の児童サービスの意義,目的について述べ,公立図書館における児童サービスの役割,位置づけを理解できるようにします。その上で,児童サービスの基本である「子どもを知り・本(資料)を知り,子どもと本をよりよく結びつける」ために必要な知識および技術,すなわち各発達段階において手渡すべき資料,提供すべきサービスについて具体的に論じます。併せて近年の子どもの読書環境の状況を概観し,今後の児童サービスの在り方について展望します。
講義と並行して,受講生全員が絵本の読み聞かせ,ブックトーク等を行う演習の時間も設定し,子どもに本を手渡す実践的な力を習得することも目指します。  

教材
教科書:松岡享子子どもと本』(岩波新書版,岩波書店2015

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
各授業に次回授業のための予習課題と,授業の内容を確認する復習課題を示します。それぞれに2時間以上をかけて毎回取り組むこと。  

成績評価の方法
レポ―ト:40%:レポ−トは授業時に指示する形で必ず提出すること(2回を予定)。
演習課題40%:絵本の読み聞かせ,ブックトークなどの実践(必ず参加すること)。
授業への貢献度,参加態度:20%:ディスカッションへの参加,授業への意見や感想の提出。
なお,レポート未提出者,演習不参加者,授業実施回数の3分の1以上欠席した者は成績評価の対象としません。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問など授業後に受け付けるほか,メールでも対応します(メールアドレスは初回授業時に提示します)。

備考
初回授業時に第1回レポートについての説明を行い,絵本の読み聞かせの順番を決めます。
履修予定者は必ず出席してください(出席できない場合は必ず事前にサポートセンターに連絡しておくこと)。

授業計画
第1週オリエンテーション, 児童サービスの意義と目的
第2週子どもと読書,各発達段階と読書能力・読書興味
第3週児童サービスの歴史・児童図書館員の専門性(演習:読み聞かせ1)
第4週児童室の環境整備・企画と運営・広報活動など(演習:読み聞かせ2)
第5週児童サービスの実際1:カウンターワーク,フロアワーク,レファレンスサービスなど(演習:読み聞かせ3)
第6週児童サービスの実際2:読み聞かせ,ストーリーテリング,ブックトークなど(演習:読み聞かせ4)
第7週児童サービスの実際3:科学遊び,アニマシオン,手遊び,わらべ唄など(演習:読み聞かせ5)
第8週児童資料の種類と特性(演習:読み聞かせ6)
第9週児童資料の実際1:絵本(演習:読み聞かせ7)
第10週児童資料の実際2:幼年文学,児童文学,ヤング・アダルト文学など(演習:読み聞かせ8)
第11週児童資料の実際3:伝承文学(神話,伝説,昔話),わらべ唄,詩など(演習:読み聞かせ9)
第12週児童資料の実際4:ノンフィクション,図書以外の資料など(演習:読み聞かせ10)
第13週ブックトークの実践(レポートに基づく発表)
第14週児童サービスの広がり,子どもを対象とする読書環境の整備,児童サービスと著作権
第15週まとめ,児童サービスの課題と展望