科目名 図書館サービス特論 
副題  
担当者 越塚 美加 教授             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 1 
配当年次 第5セメスター〜  コース・ナンバー INF-383-LB 

授業の到達目標
図書館を利用者が自分で自由に使えるようにするために図書館側が考慮すべき大きな要素としての最近の図書館利用者に対する理解を深める。また,自学自習による長期滞在型の利用が増加してきたことに伴い,図書館の物理的な構造や探索を助けるための各種ツールが必要なことを理解し,図書館利用上の快適さを実現するために配慮するべき点は利用者がおかれたさまざまな状況に応じて多様であることを理解する。  

授業の内容
図書館の長時間滞在者が増加する傾向が各地で報告されているが,現在の公共図書館利用者の特性について文献に報告された内容をもとに議論する。また,読書を促進するうえでも,利用者自身が生涯学習の一部として調査研究を行う場合であっても,図書館の快適さは重要な要素となる。この中には,全体的な雰囲気,閲覧室や書架等の利用スペースの配置や雰囲気,照明,家具の色や形状,配置,音(騒音等),サイン計画等も含まれるが,利用者だけでなく,そこで働く人々にとっての快適さも重要となる。図書館の中にはさまざまな機能を持つ部屋や利用者の身体的条件が多様であることからも,多くの視点が必要となる。現在までの図書館建築に関する議論を踏まえ,具体的な図書館において,特にサイン計画の適切さに関連する調査を授業時間外に行い,その結果を元にグループごとに図書館の快適さについての分析及び考察を行う。この検討を通じて,図書館員としての仕事に必要不可欠なグループワークのごく初歩的な進め方も併せて習得する。  

教材
教科書は特に指定せず,雑誌論文を中心に検討を加える。取り上げる文献は授業時にコピーを配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
グループワークについては,授業時間外での単独調査をもとにして進める。結果の分析時間等,グループでの準備学習が必要とされるので,十分時間をかけて行うこと。  

成績評価の方法
平常点(出席3割,グループ討議への貢献等3割,合計6割),期末レポート(4割)による。いずれが欠けても合格に達したとみなさないので,注意すること。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
水曜日4,5限
サポートセンターを通じて,あるいは,電子メールにて

授業計画
第1週図書館利用者の特性とそれに応じた図書館の快適さを模索する必要性
第2週図書館利用者とは
第3週近年の日本の公共図書館における利用者層の変化1
第4週近年の日本の公共図書館における利用者層の変化2
第5週エンベッディッド・ライブラリアンの議論に見られる利用者の変化
第6週図書館の立地と利用者
第7週図書館の快適さとは
第8週浦安市立図書館のサインと利用しやすさに関する調査の検討1
第9週浦安市立図書館のサインと利用しやすさに関する調査の検討2
第10週調査結果について,グループでの検討
第11週
第12週
第13週
第14週調査結果の発表及び議論
第15週まとめ
グループワークのための調査は授業時間外に行う必要があり,また後半はグループワークが中心になるので,積極的な貢献を求める。