科目名 図書・図書館史 
副題 書物と図書館の成り立ち 
担当者 白戸 満喜子 講師             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 第2セメスター〜  コース・ナンバー INF-182-LB 

授業の到達目標
漢籍(中国の古書)・和古書・洋古書に関する基礎用語を理解し,古書と図書館に関する知識を習得することが到達目標であり,同時に司書という職につくために必要な教養と判断力を身につけてもらいたい。  

授業の内容
図書館において保存・公開される書物と図書館という施設に関して,中国・日本・西洋のそれぞれにおいてどのような歴史をたどったかについて講義する。特に日本の書物の成り立ちについては形態・生産・流通・制度に関する歴史的発展を概説し,和古書の取り扱い方と修復についても講義する。  

教材
教科書:櫛笥節男書庫渉猟おうふう
参考文献:廣庭基介 長友千代治日本書誌学を学ぶ人のために世界思想社
藤井隆日本古典書誌学総説和泉書院
陳国慶漢籍版本入門研文出版
折田洋晴インキュナブラの世界日本図書館協会
高野彰洋書の話丸善
ジョン・カーター西洋書誌学入門国書出版社
モーリーン・サワ本と図書館の歴史西村書店
教科書『書庫渉猟』は授業時に随時参考とする(図書館に所蔵)。
授業で扱う和古書・漢籍に関する書誌学用語については『日本古典籍書誌学辞典』(岩波書店)を参考にするとよい。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
あらかじめ日本史・世界史の基礎知識を確認しておくこと。(参考:『歴史手帳』吉川弘文館)
復習は各内容に合わせて教科書もしくは該当する内容の参考書を一読すること。  

成績評価の方法
授業への参加態度20% 学年末試験80%

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業後に受け付ける。それ以外の時間はサポートセンター(情報科目・司書課程)を通じて連絡可能。

授業計画
第1週書誌学とは何か
第2週漢籍と目録学
第3週中国の図書館史
第4週和古書の装訂
第5週和古書の書型
第6週版本の部分名称
第7週洋古書の構成と部分名称
第8週洋古書の書型と東洋の本との異同
第9週紙以前の書写材料と製紙技術
第10週印刷技術の伝播
第11週活版印刷の登場と書物の大量生産
第12週西洋の図書館史
第13週日本の印刷・出版史
第14週日本の図書館史
第15週古書の取り扱い方と保存・修復
授業計画は内容の進行順であり,実施週とは必ずしも一致しない。