科目名 博物館資料論 
副題  
担当者 水本 和美 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 2〜3  コース・ナンバー MSE-284-CA 

授業の到達目標
博物館資料の収集,整理保管等に関する理論や方法に関する知識・技術を習得し,また博物館の調査研究活動について理解することを通じて,博物館資料に関する基礎的能力を養う。  

授業の内容
学芸員が博物館資料に関して行う資料の収集,保管,整理,活用(展示)に際して必要となる知識やその活動実践について,講義形式で学ぶことを目的とする。
各項目について具体的な事例をあげて理解を深める。また,2回程度見学授業を行う予定であり,これに伴いシラバスの順序や内容については変更の可能性もある。
〇博物館における調査研究活動
調査研究活動の意義と内容(博物館資料に関する研究,資料保存に関する研究,博物館に関する研究等)
〇博物館資料の概念(資料の意義,資料の種類,資料化の過程)
〇博物館資料の収集・整理・活用
・収集理念と方法
(情報の記録,収集の倫理・法規,受け手続き・登録等)
・資料の分類・整理(目録作成を含む)
・資料公開の理念と方法(アクセス権,特別利用を含む)  

教材
教材は特に指定せず,講義で書籍や博物館・展示などを適宜紹介するため,これらについて積極的にアクセスしてもらいたい。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
例えば,同じく考古資料といっても地域による資料の違いや,常設展と企画展などの展示目的による違い,などその実態は多様である。講義はこれらを象徴的に切り取るものであるので,日頃からできる限り博物館やその展示に足を運んでおいてほしい。見学の際は,大学生としての来館者である自己の視点も忘れず,その上で学芸員としての視点から見る努力をすることで資料に関する主体と客体の双方の視点を体験できる。なお,自身の学問的な専門分野を持つ学生については,各人の学問分野の資料を博物館としてどう活かすことができるか,という観点から専門学習にも力をいれて欲しい。授業時に意見を求めることもあるため,積極的な授業参加を期待する。  

成績評価の方法
平常点(出席,カードへの意見の記入など),見学レポート,期末レポートの3つによる総合的評価

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問は授業後に受け付ける。それ以外の時間は学科事務室(またはサポートセンター)を通じて連絡すること。

授業計画
第1週ガイダンス「博物館と博物館資料」博物館資料とは何か?
第2週「博物館資料と価値」ものさしはお金だけでなく…
第3週「博物館における考古資料」発掘された資料が博物館資料になるまで
第4週「博物館における歴史資料」絢爛豪華な大名道具も,身近な生活道具も等しく歴史を紡いだ。
第5週「地域博物館の実際と民俗資料」民俗学と民俗資料,地域博物館(見学授業)
第6週「美術館と美術工芸品」
第7週「博物館資料の収集とコレクター」
第8週「一次資料と二次資料」実物とレプリカ,レプリカと贋物はどう違う?
第9週「博物館活動と資料」ハンズオンにできる?できない?
第10週「博物館資料の製作」
第11週「博物館資料の修復と保存科学」
第12週「自然・理工系博物館,動物園・植物園・水族館」
第13週「文学館と記念館」
「大学博物館と企業博物館」
第14週「写真資料と映像資料の活用(調査と展示)」
第15週「博物館資料と展示施設・設備」(見学授業)*上野エリアを予定