科目名 博物館経営論 
副題  
担当者 田中 裕二 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 1 
配当年次 2〜3  コース・ナンバー MSE-283-CA 

授業の到達目標
指定管理者制度の導入や公益法人改革など行政改革の過程で,公立博物館を取り巻く環境は大きく変わった。潤沢な補助金に支えられていた時代から,自主的・自律的な経営判断が求められる時代となった。そこで,経営的視点からみた博物館の組織や機能を学び,学芸員として幅広い視野で博物館の運営に携わることができる実践力を養う。  

授業の内容
講義担当者が勤務する公立博物館の事例を中心に,日本の博物館を取り巻く社会的環境の変化,特に指定管理者制度下の博物館が抱える諸課題を検証する。人材,組織,予算や事業内容など,現場の実務に対応した内容で講義を進める。講義形式を基本とするが,出来る限り出席者が意見を述べる機会を設け,活発な議論の場としたい。また,講義の進捗状況や履修生の人数などを考慮した上で,博物館のバックヤードや施設見学を組み込む予定。  

教材
参考書については適宜授業中に紹介する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
授業開始前までに興味のある博物館・美術館を数館ピックアップし,その運営主体や設立目的等を調べ,常設展または特別展を見学しておくこと。  

成績評価の方法
出席点(20%),発言(20%),課題に基づくレポートの提出(60%)

オフィス・アワー/教員との連絡方法
yuji.tanaka1868●gmail.com(change ● to @)

授業計画
第1週公立博物館を取り巻く環境1:なぜミュージアム・マネージメントが必要とされているのか
第2週公立博物館を取り巻く環境2:指定管理者制度の導入と課題
第3週博物館の使命,事業計画の策定と評価
第4週博物館の人材,組織,予算
第5週博物館の施設,設備,危機管理
第6週博物館経営の手法:広報,マーケティング,利用者調査
第7週博物館における連携1:他館,大学,行政,他機関との連携
第8週博物館における連携2:地域社会との連携や活性化,ボランティアや支援組織
第9週ミュージアムショップとレストランの管理運営
第10週展覧会マネジメント1:展覧会の仕組み
第11週展覧会マネジメント2:展覧会マネジメント
第12週ファンドレイジング1:外部資金の導入
第13週海外の博物館経営:イギリスとアメリカの博物館事例紹介
第14週トップマネジメント:館長の役割
第15週博物館経営の展望と課題:授業の総括