科目名 文化資料処理法I 
副題 日本を知る・世界を学ぶ―ビジュアル資料で読む日本の美― 
担当者 藤澤 紫 講師             
開講期間 春学期  単位 2 
曜日   時限 3 
配当年次 M1〜  コース・ナンバー  

授業の到達目標
・絵画,工芸,染織,芸能など広い視野から日本文化の特質を理解し,自身の言葉で論じることができる。
・文献資料,絵画資料など各種資料の扱い方を理解し,自身の研究に反映することができる。
・ビジュアル機器を使用したプレゼンテーションの技術を会得し,発表のスキルが向上する。  

授業の内容
本授業では,様々な資料を活用しながら,日本を中心とした絵画,服飾,工芸などの造形文化,更に文学,芸能などの諸分野に視野を広げ,日本文化の特質を考える。また比較文化の観点から,諸外国との文化交流や,在外コレクション,デジタルミュージアムなど最新の動向についても論じる予定である。展覧会見学や実地調査など作品に接する機会を積極的に設けるとともに,授業時に浮世絵版画などの史料を回覧し,作品に触れる機会も作る。
今年度は「日本を知る・世界を学ぶ―ビジュアル資料で読む日本の美―」と題し,制作背景や機能を考慮しながら,個々の作品やデザインに込められた情報,物語,時代性を読み解く。授業後半部には受講生の専門分野を生かしたテーマを設定し,自身の調査研究の成果を発表する機会も設けます。授業方法は,以下の3点を軸とし,受講生各自が柔軟な感性と積極性をもって参加されることを期待する。
1.文献資料を用いた作品研究,および方法論の研究。
2.パワーポイント等の映像機器を使用したプレゼンテーション。(面談の上,各自の研究課題に関連したテーマを設定。)
3.博物館,美術館,制作工房等における実地鑑賞(作品調査・見学会)及び事後のディスカッション。  

教材
教科書:藤澤紫 著遊べる浮世絵 体験版江戸文化入門第3刷版,東京書籍2013
山下裕二・ 高岸輝 (監修)日本美術史 JAPANESE ART HISTORY』(美術出版ライブラリー 歴史編美術出版社2014
参考文献:藤澤紫 編著鈴木春信絵本全集改訂新版,勉誠出版2003
日高薫日本美術のことば案内版,小学館2002
教科書のほか,毎回,授業内容に則したレジュメを配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
シラバスを参照し,自主的に予習復習をすること。  

成績評価の方法
学期末課題(レポート)の成果に平常点(出席,プレゼンテーション,コメント等)を加え総合的に判断する。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
初回授業時に,受講生にメールアドレスを知らせる。

備考
・最新の展覧会,講演会,伝統芸能上演会などの情報を提供するので,積極的に活用すること。
・学外での見学会等の機会を設け,フィールドワークの幅を広げる。
・初回授業時にメールアドレスを告知し,授業時以外にも質問には適宜対応する。

授業計画
第1週はじめに
第2週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:各自の研究テーマ報告
第3週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:縄文から現代までの日本の造形文化について
第4週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:文献の活用法―文字資料と非文字資料―
第5週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:色彩の文化史―紫をめぐる物語―
第6週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:形の文化史―琳派とデザイン文化―
第7週実地調査研究:見学会または作品調査
第8週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:匠の手わざ―江戸の出版文化―
第9週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:美しい人について―浮世絵と江戸文化―
第10週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:芸能と舞台芸術―歌舞伎と衣装―
第11週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:近現代のメディア文化―装丁本とぽち袋―
第12週ビジュアル資料で学ぶ日本の美:各種メディアの活用法―在外コレクションとウェブミュージアム―
第13週各自の成果の報告
第14週
第15週まとめ
上記計画を基本に,受講生の研究テーマにそった内容を加味しながら進める予定である。
見学会および調査の日程は,授業時に告知のうえ変更することがある。