科目名 文化法特殊研究 
副題  
担当者 西方 大輔 講師             
開講期間 春学期集中  単位 2 
曜日   時限  
配当年次 M1〜  コース・ナンバー  

授業の到達目標
本学の学生は,文化・芸術の分野において,国内のみならず国際的な活躍が期待される。
そのためには,知的財産権,特に著作権(法)の理解が必要であり,その前提となる基礎知識及び実務的なポイントを習得することを目標とする。  

授業の内容
現代の文化・芸術においては「作品」のみがあれば良いというわけではない。作家の創作活動や,それを鑑賞する市民の活動を支える法制度,知的財産権の制度も重要な要素である。
知的財産権・著作権の制度は文化・芸術にどのように関わっているのかを理解した後,現在の日本の著作権制度の概要,特に実務上で注意を要するポイントについて講義を行う。
法律の規定をなぞるだけではなく,受講者の興味のある文化・芸術の分野(例えば,アニメ,映画や音楽)と知的財産権・著作権の制度がどのように関連しているか,具体的な事例をもとに,ディスカッションしながら解説をする。また,新たなメディアや技術の開発により,知的財産権を取り巻く環境は常に変化している。ネットメディア,フェアユースなど新しい論点についても言及する。  

教材
教科書は特に指定しない。著作権(法)を概説した,なるべく新しいテキストを1冊手元に置くこと。
無償で入手できるものとしては,下記のものが良い。
文化庁「著作権テキスト」(著作権法の条文付き教材)文化庁ウェブサイトでPDF形式で無償提供されている。年度ごとに改訂されるので,最新のものをウェブサイトで入手する。(http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/kyozai.html)
最初に手に取る体系的な著作権法の参考書としては,下記のものが良い。
『著作権法入門 第2版』島並良・上野達弘・横山久芳(共著)(有斐閣・2016)
『標準 著作権法 第3版』高林龍(有斐閣・2016)
より平易で読みやすい参考書としては下記のものが良い。
『18歳の著作権入門』福井健策(ちくまプリマー新書・2015)

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
上記に掲げた,著作権に関するテキストの何れかを入手し,一読しておくこと。  

成績評価の方法
第一に出席が重視される。集中講義の為,1日休んでしまうと複数回の講義の欠席となるため注意すること。成績評価の方法は下記の配分とする。
(1)講義への参加態度 20%
(2)最終日にディスカッションを行ない,質問に対する口頭での回答を求める口頭試問 60%
(3)全授業の終了後,一定の期間を設けて提出する課題レポート(1題) 20%

オフィス・アワー/教員との連絡方法
質問等は授業後に受け付ける。それ以外の時間は大学院事務室を経由しての連絡とする。

授業計画
第1週イントロダクション
第2週知的財産権制度概論
第3週著作権法各論(著作物とは その1)
第4週著作権法各論(著作物とは その2)
第5週著作権法各論(著作者・著作者人格権)
第6週著作権法各論(複製権)
第7週著作権法各論(翻案権)
第8週著作権法各論(権利の制限 その1)
第9週著作権法各論(権利の制限 その2)
第10週著作権法各論(権利の侵害)
第11週著作権法各論(著作隣接権)
第12週
第13週その他の知的財産権(意匠・商標等)
第14週ケーススタディ・ディスカッション
第15週
授業計画の各週の実施日は下記のとおり。
8月2日(水)第1時限〜第5時限に第1週〜第5週分
8月3日(木)第1時限〜第5時限に第6週〜第10週分
8月4日(金)第1時限〜第5時限に第11週〜第15週分
著作権法各論の配分は進行具合や学生の皆様の興味の分野によって調整することがある。