科目名 ※比較文化特殊研究(芸術) 
副題 展覧会カタログ研究 
担当者 今橋 理子 教授             
開講期間 秋学期  単位 2 
曜日   時限 2 
配当年次 M1〜  コース・ナンバー  

授業の到達目標
展覧会および展覧会カタログの〈メディア性〉について総合的に学び,その文化的意義について批評的検証を行う。  

授業の内容
本授業では〈展覧会カタログ〉研究をテーマとする。「展覧会」というイベントは,今日単に集客を目的とするだけでなく,広く学術成果を一般に還元することが可能な場としても認識され,ひとつのメディアとしても重要な役割を果たしていると言える。本授業では,まずこのような立場から「展覧会」を再認識し,絵画・工芸・写真などの美術の分野はもちろんのこと,歴史・民俗・文学さらには音楽や映画の領域にまで,近年幅広く広がっている様々な展覧会の現状を分析する。そしてその際に多く編まれる「カタログ」について単にこれを〈開催記録〉と見なすのではなく,カタログ制作の過程やその現状をフィールド調査することを重視する。授業は講義と発表を併用したゼミ形式で行い,美術館・博物館への共同調査も実施する。授業ではまず例証研究として,国内外における近年の日本近世美術に関しての展覧会カタログ全般を扱う。その後履修者各自の関心領域に合わせた,展覧会カタログに関する小テーマを設定し口頭発表また報告書を作成する。  

教材
教科書:今橋映子展覧会カタログの愉しみ』(東京大学出版会,2003年
上記テキストの他に随時コピー類を配布する。

準備学習(予習・復習)の内容又はそれに必要な時間
テキストにはあらかじめ目を通し,疑問点を授業中に質問できるように準備しておくこと。  

成績評価の方法
平常の出席状況,口頭発表および学期末にレポートを提出してもらう。

オフィス・アワー/教員との連絡方法
日本文化学科事務室を通してアポイントを取ること。

備考
履修者の人数制限をする。
実際的に展覧会を取材するために,見学会だけでなく履修者が個別に美術館等を訪ねてもらうことになる。

授業計画
第1週美術展をめぐるカタログ制作の現状(1)
第2週美術展をめぐるカタログ制作の現状(2)
第3週美術展をめぐるカタログ制作の現状(3)
第4週美術館・博物館への取材・調査(1)
第5週美術館・博物館への取材・調査(2)
第6週美術館・博物館への取材・調査(3)
第7週口頭発表(1)
第8週口頭発表(2)
第9週口頭発表(3)
第10週口頭発表(4)
第11週口頭発表(5)
第12週口頭発表(6)
第13週口頭発表(7)
第14週口頭発表(8)
第15週あるべき美術展カタログの姿とは――全体討議